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2012年 4月 18日 [ イベント ]

No.553-2:愛の花・チューリップが咲く「2012となみチューリップフェア」へ

国内有数の花の祭典「2012となみチューリップフェア」が4月25日(水)~5月6日(日)、砺波チューリップ公園をメーン会場に開催される。砺波平野に本格的な春の訪れを告げる同フェア。国内最多500品種、100万本のチューリップを観賞できる。県育成のチューリップ新品種「赤い糸」、「春の火まつり」も展示!

▲チューリップタワーと大花壇

●チューリップで描く笑顔とハートの地上絵出現

 国内有数の花の祭典「2012となみチューリップフェア」が4月25日(水)~5月6日(日)、砺波チューリップ公園をメーン会場に開催される。砺波平野に本格的な春の訪れを告げる同フェア。国内最多500品種、100万本のチューリップを観賞できる。

 今年のテーマは「笑顔あふれる 愛の花」。チューリップタワーが建つ「大花壇」では、約20万本のチューリップで描かれた“笑顔とハート”の地上絵が出迎えてくれる。ひょうたん池に浮かぶ「水上花壇」には、ハート型の可愛らしい花壇も登場するから、水面を渡る微風に揺れるチューリップをバックに記念撮影を。恋愛成就を願う人に見てほしいのが、初登場の「愛のパワースポット花壇」。赤―情熱の愛、紫―永遠の愛と、チューリップの花言葉は「愛」にまつわるもので、色によって異なる。ハート型の「愛のパワースポット花壇」には、砺波市庄川町の縁結びのパワースポット「鯉恋の宮」から人気のキャラクター“こいっぴ”がやってくる。色とりどりのチューリップと“こいっぴ”に願いを託してみたい。

 世界最大級の花の公園、オランダ・リッセ市のキューケンホフ公園をイメージしたオランダ風花壇では、レッドパワー、ストロングゴールドなど30品種のチューリップとムスカリ、スイセン、ヒアシンスなどがコラボ。芝生の緑に映える花壇が楽しめる。オランダ衣装(有料)を着て、花壇や風車をバックに記念撮影もできるから、花に囲まれて異国情緒を感じてみては。

 「500品種花壇」には、チューリップ公園のシンボル・チューリップタワーの完成40周年を記念し、1/5サイズのミニタワーが登場。500品種以上のチューリップとのコラボシーンが楽しめる。

 会場内のチューリップ四季彩館では、人気のピンクダイヤモンドなど、ピンク色のチューリップ約70品種を集めた「チューリップアルバム~ピンクいろいろ~」、砺波市とオランダ・リッセ市との姉妹友好都市締結20周年を記念し、チューリップや風車などを飾る「オランダ花めぐり~オランダの春」、“いぶき”、“黒部の太陽”など皇室献上品種5品種を展示する「ロイヤルコレクション」などを企画展示している。

 スイーツ好きには、砺波生まれのチューリップスイーツはいかが。「チューリップソフト」、「七彩のとなみ ちゅーりっぷ焼」などが、チューリップ四季彩館で販売されるから味わってみたい。

 砺波市花と緑の財団では、「愛の花、チューリップが咲き乱れるフェアを満喫ください。サテライト会場のチューリップ畑を巡る周遊バスの運行や、熱気球に乗って上空からチューリップを眺めるとなみ野バルーン試乗体験もあります。GWはぜひ富山県砺波市へ」とPRしている。

●富山生まれのオリジナルチューリップ、続々お目見え

 チューリップの話題をもう1つ紹介しよう。県は、県が育成したチューリップの新品種「砺波育成121号」を「赤い糸」、「砺波育成122号」を「春の火まつり」と命名し、。国に品種登録を出願し、3月23日に受理された。「2012となみチューリップフェア」のチューリップ四季彩館・ホールで展示されるからぜひ観賞を。

 「赤い糸」はスイートハーモニー、アルビノ、スノースターなどの品種を交配、系統選抜したもので、5月上旬に開花する晩成品種。一重咲きで、咲き始めはほとんど白色だが、咲き進むと花びらの縁だけが赤色に彩られる珍しい特徴をもつ。幸せの“赤い糸”にちなみ、意中の人や恋人へのプレゼントとして販売演出できることからネーミングされた。

 「春の火まつり」はローズビューティーとフリンジドビューティーを交配、系統選抜したもの。八重咲きで、花色は白色と赤色の2色系。咲き進むにつれて、赤色部が広がり、燃え盛る炎をイメージさせる。開花は4月下旬から5月上旬。2010年に発表した「春のあわゆき」とは種子親(母親)が一緒で同時期の開花となり、セット販売も提案できることから名付けられた。

 「赤い糸」、「春の火まつり」ともに、茎葉が強健で、草姿の揃いもいいことから、花壇植えに適している。また、需要の高い3月に出荷できる促成(切り花)栽培にも適している。品種登録が完了し、市場で販売が始まるのは2015年度からとなる見込み。

 富山県農林水産部農産食品課では、「赤い糸は県育成品種で30番目、春の火まつりは31番目になる。20年以上の歳月をかけて育成してきた。海外からの安価なチューリップ球根に対抗、差別化を図るため、今後3~4年ほどは毎年1~2品種を発表していくので、富山生まれのオリジナルチューリップにご期待ください」と話している。

▲「赤い糸」▲「春の火まつり」


問い合わせ
「2012となみチューリップフェア」について
●(公財)砺波市花と緑の財団
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp/

チューリップ新品種「赤い糸」、「春の火まつり」について
●富山県農林水産部農産食品課
TEL.076-444-3284
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1613/

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