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2021年 5月 12日 [ イベント ]

No.998:企画展「映画監督 本木克英 展」、映画のセットのようなワクワク感を!

高志の国文学館で「映画監督 本木克英 展」が開幕した。富山県出身の映画監督・本木克英氏の世界を、「釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!」、「超高速!参勤交代」、最新作「大コメ騒動」など代表作を通じて紹介する初の企画展。エンタテインメント映画をリードする本木監督の作品づくりに触れよう。

●ファン必見、本木監督のオリジナルインタビュー映像


▲エントランスでは「大コメ騒動」で
実際に使用した艀(はしけ)を展示(左)
▲「大コメ騒動」の米屋「鷲田商店」の
再現展示(右)

本木克英監督は、大ヒット作「超高速!参勤交代」で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した映画監督。これまでに、富山県ロケ作品「釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!」をはじめ、「鴨川ホルモー」や「居眠り磐音」など、18作品を手がけてきた。

本展では、今年1月に全国公開された「大コメ騒動」のほか、「空飛ぶタイヤ」、「超高速!参勤交代」、「釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!」といった富山県ゆかりの4作品をクローズアップ。台本、画コンテ、ロケ写真など、約250点の資料を展示している。

 エントランスでは、「大コメ騒動」で実際に使用された艀(はしけ)を展示。艀とは、浜に積まれた米俵などを沖に停泊する汽船へ運ぶために用いた平底の小舟。ここでは、米の積み出し阻止のため、「おかか」たちが向かってくる映画の一場面を再現した写真が撮れる。上映コーナーでは、「大コメ騒動」に出演の女優・室井滋さんのほか、左時枝さん、内浦純一さん、夏木マリさん、立川志の輔さんが監督との思い出や素顔を語る動画を上映しているので観覧を。エントランスと企画展示室内では、本木監督へのインタビュー映像を見ることができる。映画づくりに対するこだわり、真摯な思いにふれてみよう。

●富山弁のタペストリー


▲「大コメ騒動」のコーナー


▲本木監督の映画ポスターも展示

企画展示室は、映画のセットのようなワクワクする会場となっている。「大コメ騒動」は、約100年前に富山でおこった「米騒動」の史実にもとづき、家族を守るために活躍した女性たちにスポットをあてた作品。同映画のコーナーでは、劇中に登場する米屋「鷲田商店」の再現展示が圧巻だ。主人公・松浦いと役の井上真央さん、清んさのおばば役の室井滋さんが身に付けた衣装や、劇中の建物の図面、デザイン画などが並ぶ。「理想や主張だけで腹が膨れたら世話ないちゃ」、「小難しい話はどんだけ聞いたってなーん分からん」、「だちかんなー どこもないのぉ」など富山弁の台詞を紹介したタペストリーや音声も楽しめる。

「超高速!参勤交代」のコーナーでは、佐々木蔵之介さんが着用した羽織・袴、「釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!」のコーナーでは、ホテル黒部での宴会シーンでハマちゃんが歌った「ホタルイカメンコ」のユニークな歌詞なども必見だ。

企画展にあわせて、「富山県を舞台にしたこんな映画が見たい」をテーマに、映画のストーリーを募集中<5月21日(金)必着>。映画のタイトルとあらすじ(400字以内)を書いて応募を。優秀作5点を選ぶ。優秀作は、企画展会場および高志の国文学館ホームページに掲載。また、記念品(本木監督サイン入り映画「大コメ騒動」ポスターと企画展招待券)をプレゼントする。詳細は高志の国文学館のホームページにアクセスを。

高志の国文学館では、「人情喜劇を数多く手がけてきた本木監督。ふるさと富山への思いを胸に、富山を舞台とした作品を撮ってきました。本展は、富山県を映画県とした映画監督を知る展示となっています」と話している。

問合せ
●高志の国文学館
TEL.076-431-5492
FAX.076-431-5490
https://www.koshibun.jp/

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