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2022年 4月 13日 [ イベント ]
No.1039:富山で初の試みも!「富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花展」開催中
●「富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花展」、5月15日(日)まで好評開催中
富山県美術館では現在、「富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花展」を開催している。展示期間は5月15日(日)までとなっており、GW期間中は“無休”を予定している。
蜷川実花氏は、現代日本を代表する写真家であり、映画監督。写真作品では「木村伊兵衛写真賞」など数々の受賞歴を持ち、映像作品では『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)などの映画、『FOLLOWERS』(2020)などのドラマで監督を務めている。人物の本質に迫った写真やドラマチックに彩る映像作品から様々な分野に派生する表現活動は今、国境を越え、人々の感動と想像力を掻き立てている。
●オープニングイベントも大成功。来場者は3月末で1万人を突破
現在開催中の「蜷川実花展」は、過去に全国を巡回した「-地上の花、天上の色-」(2008年)や「―虚構と現実の間に―」(2018年~2021年)とはまた異なる、富山オリジナル、北陸最大級の特別展となる。3月の開催初日は、蜷川氏と美術評論家で多摩美術大学教授の光田由里氏を迎え、スペシャルトークイベントを開催。その後も夜間延長、担当学芸員によるギャラリートーク、ヴァーチャル空間でのオンライン展示会などバラエティに富んだ催しが続き、来場者数は3月末で1万人を突破した。
●広い会場には、プリントの美しさが際立つ蜷川氏の代表作、最新作がズラリ
会場は、2階の展示室3室を繋ぐ開放的な空間で、様々な蜷川作品を堪能できる。2000年代の代表作を展示したスペースの次には、富山で撮影されたチューリップの写真作品も交えた、思わず写真が撮りたくなる工夫がされた小スペースの最新作ゾーンに突入する。“徐々に引き込まれる”導線は、蜷川作品を初めて見る人にも楽しいと評判だ。
●作家自身も初の試み。富山初の映像インスタレーションで四季に包まれる
そして今回の特別展には、蜷川氏自身にとっても新しく、特別な試みが仕掛けられている。交互にレイアウトされた布地のスクリーンと最奥のLEDディスプレイに、四季を捉えた映像を映し出し、折り重ねる「映像インスタレーション」だ。立体的かつ幻想的なスクリーンの間に一歩踏み出せば、布地の奥の様々な人が影絵のように映り、作品の中に溶け込む…自然や社会、生命を圧倒的なスケールで表した空間は、富山初公開となる「蜷川実花展」のラスト展示にふさわしい。
●撮影、SNS発信も自由。グッズ販売も充実の蜷川ワールドを満喫しよう
また会場内は、作品や空間を各自で撮影でき、蜷川氏さながらにSNSを駆使し、その世界観やメッセージを多くの人と共有することも自由となっている。さらに1階のグッズショップでは、蜷川氏の作品集やオリジナルグッズも購入できるので、吟味の上、この日の感動を持ち帰りたいところだ。
そして蜷川氏自身は、最新監督作の公開を4月29日に控えているという。2022年、ますます注目が集まる蜷川ワールドにたっぷり浸れる貴重な機会、お見逃しなく。
- 問合せ
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●富山県美術館
TEL: 076-431-2711
FAX: 076-431-2712
●企画展のHP
https://tad-toyama.jp/exhibition-event/15826