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1999年 12月 24日 [ イベント ]
No.053-1:雪とのふれあい、「ゆきみらい2000とやま」開催
■「ゆきみらい」とは
「ゆきみらい」は、北海道、東北、北陸の積雪地域において、雪氷技術、雪寒対策などの技術の向上や情報交換を目的に、建設省・県・市町村が中心となって毎年各県持ち回りで開催されているもので、富山県で開催されるのは、今回が初めて。
■今回のテーマは、「感じてみよう!21世紀の雪のぬくもり」
1981(昭和56)年冬の異常な降雪、いわゆる「56豪雪」は、地域住民の生活に大きな被害をもたらした。
これを契機として、富山県では、1985年に都道府県レベルでは初めて「富山県総合雪対策条例」を制定し、雪に強い道路や住宅づくりなどの「克雪」、雪を利用した農産物の早出し栽培などの「利雪」、冬季スポーツ・レクリエーションや雪見景観に配慮された街づくりなどの「親雪」と、安全性、利便性、快適性を備えた魅力あふれる富山の実現に向けて推進してきた。
今回の「ゆきみらい」は、「感じてみよう!21世紀の雪のぬくもり」をテーマに、先人の努力と技術によって雪を克服し、雪に強い地域づくりを進めてきた北陸の20世紀を振り返り、これまで北陸で育まれてきた文化や伝統など雪国ならではの“資産”を全国に発信。「辛い」「厳しい」といった負のイメージだけでなく、雪のもつ「あたたかさ」や「ぬくもり」にもスポットをあて、21世紀へ向け、雪との新しい関わりを考える。
また、2000年2月19日(土)〜22日(火)の4日間、富山県で「2000年とやま国体冬季大会」が開催されることになっており、国体冬季大会とタイアップして冬の富山を盛り上げる。
■新たな雪国文化を創造する多彩なイベントが盛りだくさん
具体的なイベント内容は次のとおり。
□ゆきみらい2000シンポジウム
日時:2月17日(木)13:30〜17:00
場所:富山国際会議場(メインホール)
内容:これまでの北陸における雪との関わり方を振り返るとともに、これからの雪との付き合い方を文化・生活・技術の面から考える講演やパネルディスカッションを展開。
□雪と道路の研究発表会
日時:2月18日(金)9:30〜15:20
場所:富山国際会議場(メインホール・多目的会議室)
内容:雪に強い道路整備に関する調査研究、技術開発についての発表や討論。
□ゆきみらいコミュニケーションサロン
日時:2月17日(木)〜19日(土)10:00〜17:00(19日は15:00まで)
場所:テクノホールほか
内容:20世紀の雪社会を振り返り、新たに21世紀を見据えた雪社会を展望。“ヒト・モノ・コト”の交流を生み出すコミュニケーション空間を構築。県内市町村のブース出展や雪を活用したベンチャー企業などによる活動紹介。
□除雪機械展示会
日時:2月17日(木)、18日(金)10:00〜17:00
場所:富山南総合公園駐車場
内容:最新の除雪機械の展示と最先端の除雪技術の映像を紹介。
□バーチャルゆきみらい2000とやま
日時:2月17日(木)〜19日(土)10:00〜17:00(19日は15:00まで)
場所:富山南総合公園駐車場
内容:インターネットを通して、「みらいの雪と人との関わり」について考える空間を創り、開催前に募集した論文やイラストを展示。
問い合わせ
●ゆきみらい2000とやま実行委員会事務局
076-443-2092
http://www.yukimirai.com