富山湾の味覚を代表するベニズワイガニ、本ズワイガニを県内外にPRしようと、11月18日(日) に「新湊カニかに海鮮まつり」が新湊漁港(射水市)で開催される。まつり1週間前には、カニの知識を深めてもらおうと、県内初の「新湊カニ検定」も実施される。

●カニ三昧で過ごす晩秋の一日

　富山湾の味覚を代表するベニズワイガニ、本ズワイガニを県内外にPRしようと、11月18日(日)8:00〜15:00、「新湊カニかに海鮮まつり」が新湊漁港(射水市)で開催される。ベニズワイガニ漁は9月、本ズワイガニ漁は11月6日(火)に解禁。まつり会場には獲れたてのカニが所狭しと並ぶ。威勢のよい掛け声とともに、カニをはじめキトキトの海の幸や塩乾物の即売などが行われるので、市場の雰囲気を体感しながら買い物を楽しみたい。その場でアツアツのカニ鍋や焼きガニ、ゆでガニ、カニ料理、寿司に舌鼓というのもいいだろう。
　
　このほか、朝どれ魚の新鮮刺身コーナーが初めて登場するのも話題だ。美味しい刺身を提供するためにまつり開始時間を昨年の9:00から1時間早めるなど、関係者も力が入っている。フクラギやバイ貝など旬の魚介の刺身を味わいたい。

　まつり会場となる新湊漁港は、ベニズワイガニ、本ズワイガニの県内一の水揚げを誇る。新湊産のカニは、庄川・小矢部川から流れ込む豊かな栄養分で育った海洋生物を餌にしているため、太めで肉付きがよく、身肉に甘み成分がのっているのが特徴。また、漁場が沿岸に近く、漁獲したばかりの新鮮なカニを「などきのセリ」(午後1時のセリ)にかけるため、消費者にはやく供給できるのも自慢だ。

　「まつりは、富山湾・新湊産のカニの美味しさを県内外の方々に知ってもらう絶好の機会。朝どれ魚の新鮮刺身コーナー、さかなくんのトークショー、カニ海鮮ミニせり市などのイベントも楽しみにしてほしい」と新湊カニかに海鮮まつり実行委員会では来場を呼びかけている。

●「新湊カニ博士」を目指せ！

　新湊のカニを味わうだけでなく、知識を深めてもらおうと、新湊カニかに海鮮まつり実行委員会では、11月11日(日)に「新湊カニ検定」を富山県立大学で実施する。全国的に「ご当地検定」が話題だが、テーマを特産物に絞って行われる検定は富山県では初。受験の定員は300名で、10月16日(火)から応募受付けがスタートした。

　試験は全50問4者択一方式。新湊・富山湾のカニに関するものや、カニの生態、雑学など幅広い知識を問う内容だが、参考書の持ち込みができる(ただし、パソコン、携帯電話の使用はできない)。試験時間は60分(10:30〜11:30)で、終了後、受験者全員に「新湊の寿司」とお茶を配布。採点後、成績上位10人程度を「新湊カニ博士」に認定し、新湊カニかに海鮮まつり会場にて認定書交付式を行う。受験料は1,000円。

　最高得点者には、タグ付きの本ズワイガニ・紅ズワイガニのセット、次点得点者〜10位には本ズワイガニ・甲箱ガニセット、飛賞(50位・100位・150位・200位・250位)として紅ズワイガニセットをプレゼントする。
　
　受験の応募締めきりは10月26日(金)＜当日消印有効＞。往復はがきに住所、氏名、年齢、生年月日、電話番号、職業を記入し、郵便番号934-0025　射水市八幡町1-1100　新湊漁協「新湊カニ検定事務局」へ。応募多数の場合は抽選で300名を選出し、「受験当選通知」を返信。選外者には「選外通知」を返信するが、新湊カニかに海鮮まつり会場の「新湊かまぼこ」出店ブースに選外通知を出せば、「かまぼこ」1本と交換できる。

　新湊漁協・新湊カニ検定事務局では「新湊のカニの生態や漁法などを理解してもらい、その魅力をアピールしようと企画した。受験料は1,000円だが、新湊の寿司などを配布する。また、成績に合わせたプレゼントも用意している。ぜひ応募してほしい」と話している。



問い合わせ
「新湊カニかに海鮮まつり」について
●射水市観光協会
TEL.0766-84-4649
FAX.0766-84-2151
http://www3.canet.ne.jp/~kankou/

「新湊カニ検定」について
●新湊漁協・新湊カニ検定事務局
TEL.0766-82-7707
FAX.0766-84-7707
http://www.tairyonet.or.jp/