●温泉と花火が心を温めてくれる

　黒部峡谷の玄関口に位置する、富山県最大の温泉郷・宇奈月温泉では、「冬物語・雪上花火大会」と題して１月26日から３月２日までの毎週土曜の夜に花火を打ち上げる。特に2月2日の「雪のカーニバル」では、花火のほか、雪像コンテストやタイマツ滑降なども見逃せない。
　冬物語・雪上花火大会は毎回夜８時30分から15分間ほど。温泉街の上部にある宇奈月温泉スキー場から約200発の花火が夜空に向けて打ち上げられる。大気の澄んだ冬の夜空を彩る花火は、鮮やかさが際立ち、夏の花火とはまた違った趣が楽しめる。また温泉街は山に囲まれているため、花火の炸裂音も迫力満点。山々にこだまする音と虹色が心に染み、幻想的な世界に誰もが魅了されることだろう。
　 温泉噴水前の広場では、もちつき大会やもちのバーベキューも行われ、つきたて、焼きたてのもちが振る舞われるからぜひ参加を。


●タイマツ滑降の炎が心に余韻を残す 　

　2月2日の「雪のカーニバル」では、温泉街に雪像が並び、雪国ならではの情調が楽しめる。各宿泊施設の料理人なども雪像の制作に加わる予定で、手の込んだ見ごたえのある作品が観賞できる。
　タイマツ滑降は夜７時45分からスキー場で始まり、幻想的な炎の隊列が、麓の温泉街から眺望できる。温泉街では観光客向けのタイマツも用意されており、タイマツを持ちながら宇奈月公園まで歩き、左義長に火を放つというスケジュール。8時50分には花火の打ち上げが開始され、普段より数の多い約400発が堪能できる。宇奈月公園や想影橋周辺などが花火の絶好の観賞ポイント。花火によって浮かび上がる山々の美しい雪景色も旅の思い出を深めてくれるだろう。




問い合わせ
●宇奈月温泉観光協会
TEL(0765)62-1515