●富山から届けられる春の香り

　県の花チューリップで富山の春のイメージを全国に発進するイベント「TOYAMA NOW in 原宿2002」が、3月16日(土)から21日(祝)まで、東京原宿・表参道で開催される。チューリップ球根の生産地として全国に知られる、砺波市と入善町から直送された色とりどりのチューリップおよそ4万5千本が街に彩りを加え、一足早い春を届ける。
　平成元年から開催され、今年で13回目を迎えるこのイベント。原宿に春を告げる催しとして定着し、期間中は大勢の人で賑わう。今回は、例年より1日多い6日間の開催となることから地元原宿でもいつも以上の盛り上がりを期待しているようだ。
　３月８日(金)から表参道の街路灯にカラフルなイベントフラッグを掲げたり、12日(火)からＪＲ原宿駅、営団地下鉄明治神宮前駅、表参道駅にチューリップ花壇を設置したりと、事前ＰＲも行われる。そして16日(土)からは、表参道の長さ900メートル余りのストリートにチューリップの花壇が登場し、ファッションの街、原宿に華を添える。


●チューリップの切り花プレゼントも楽しみ 　

　イベントとして、16日(土)と17日(日)の両日、富山県入善町のコスモホール少年少女合唱団と原宿少年少女合唱団の合唱をはじめ、舟見本陣太鼓、獅子舞といった入善町伝統芸能の披露、アイルランド伝統文化保存協会による音楽演奏と踊りなどが、神宮前交番の横に設けられたステージで繰り広げられる。
　また、プリンセスチューリップからのチューリップの切り花プレゼント、セント・パトリック・デー・パレード参加も予定されている。
　 富山湾海洋深層水や名水の展示、地元小学生によるチューリップ絵の展示も行われるなど、期間中、原宿・表参道は富山一色となりそう。




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