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2003年 7月 23日 [ イベント ]

No.122-1:世界最先端のポスターを富山で鑑賞


●国内唯一の国際公募のポスター展、そして世界屈指のポスター展

 「第7回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2003」(略称:IPT2003)が8月1日(金)〜10月19日(日)、富山県立近代美術館で開催される。同展は世界から最新のポスターデザインを公募し、選抜展示する国際公募展で、ポーランドのワルシャワ、チェコのブルノ、フィンランドのラハティなどと並ぶ世界屈指のポスター展として知られている。1985年の第1回以来、3年に1度、同美術館で開催されており、今年で7回目を迎える。
 今回の公募では、世界52カ国3,126点の応募から4月に行われた第1次審査で428点が入選。7月末に行われる第2次審査でグランプリなどの各賞が決定する。8月1日(金)からの同展では、全入選作品とそのなかから選ばれた受賞作品、国内外の審査員による招待出品を合わせた463点が紹介される。
 会期中の8月23日(土)には、平野敬子氏(グラフィックデザイナー)、9月6日(土)には青葉益輝氏(グラフィックデザイナー)の講演会も開かれる。


●「ポスターの街・とやま」で富山の魅力をPR

 IPT2003の協賛イベントとして、「ポスターの街・とやま」が会期中に富山市中心部で今年初めて開催されることも話題となっている。
 内容として、近代美術館がこれまで開催してきた企画展のポスターをテーマ別に展示する「近代美術館のポスター」、市内5つのギャラリーで様々なポスターを展示する「ポスターinギャラリー」、来年で50回目を迎えるチンドンコンクールのこれまでのポスターを展示する「チンドンコンクールポスター展」、全国的に知られる越中八尾おわら節の情緒を伝える「八尾おわら風の盆ポスター展」、県内市町村の観光ポスターを一堂に展示する「いきいき富山観光ポスター展」、富山のグラフィックデザイナーらで組織する富山アートディレクターズクラブの会員がポスターでメッセージを発信する「TOYAMA ADC“IPT2003 GO!”」など、ポスターと親しめる企画が予定されている。夏から秋にかけて、富山市・中心商店街(総曲輪・中央通り)周辺はポスター一色。同イベントを富山市・中心商店街活性化の起爆剤に、と関係者の期待も高まっている。
 「ポスターの街・とやま」実行委員会事務局のある富山商工会議所の建物壁面には、近代美術館のポスターデザインを手がけてきた永井一正氏による IPT2003超特大ポスターが、7月23日(水)から掲示される。壁面を鮮やかに彩る超特大ポスターは、街のランドマークとしても楽しめそうだ。

問い合わせ
●「世界ポスタートリエンナーレトヤマ2003」について/富山県立近代美術館
TEL : 076-421-7111
http://www.pref.toyama.jp/branches/3042/3042.htm

●「ポスターの街・とやま」について/富山商工会議所企画総務部
TEL : 076-423-1111
http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/

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