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2004年 3月 24日 [ イベント ]

No.138-2:4月17日(土)、立山黒部アルペンルート全線開通

●大迫力の雪の壁が眼前にそびえる「雪の大谷」

 世界有数の山岳観光ルートとして知られる立山黒部アルペンルートが4月10日(土)に立山駅〜弥陀ケ原間と室堂〜扇沢間で部分開通したあと、17日 (土)に全線開通する。現在、美女平〜室堂間の立山高原パークラインの除雪がブルドーザーやロ−タリー除雪車などを使って急ピッチで進められており、先頭の重機が弥陀ケ原あたりに差しかかっている。
 全線開通直後のイベントを紹介すると、17日(土)から30日(金)まで「立山・雪の大谷ウォーク」が室堂ターミナルの手前、雪の大谷で開催される。散策時間は、17日(土)が11:30〜14:00、18日(日)以降は10:00〜14:00となっている。
 雪の大谷付近は例年20mに迫るほどの積雪がある。立山高原バスの通行道路の両側には雪の壁がそびえ立ち、大迫力の景観を見せる。純白の雪の壁と青い空、そして大谷を走る立山高原バスの組み合わせはアルペンルートを代表する景観だ。大谷付近は天然の冷凍庫といった気温で吐く息も白い。暖かい服装と滑りにくい軽登山靴などで延長約500mのルートを散策したい。観光客には記念の通行証がプレゼントされる。


●雪を吹き上げるロ−タリー除雪車の実演も楽しみ

 30 日(金)までの毎日11:00と11:30(17日は11:30のみ)には、室堂ターミナル前でロ−タリー除雪車「立山熊太郎」による除雪実演がある。除雪能力は1時間当たり4,000t、投雪能力は45mもあり、空に向かって豪快に雪を吹き上げられる様子は一見の価値ありといえる。
 イベント「立山・雪の大谷ウォーク」終了後、5月6日(木)から31日(月)までの期間も雪の壁の間を散策することができる(ロ−タリー除雪車の実演はなし)。昨年は5月中旬までだったが、大好評だったため今シーズンは期間が延長された。ただ、雪の壁は日が経つごと、気温が高くなるごとに低くなるので、大迫力の景観を楽しむならば早めのほうがいいだろう。ちなみに例年の雪の壁の高さは、4月下旬で16〜18m、5月で12〜14m、6月上旬で10〜 12mだ。

問い合わせ
●立山黒部営業本部宣伝センター
TEL.076-431-3331
http://www.alpen-route.com

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