●散居の里に春色をちりばめて

　「2004となみチューリップフェア」が4月23日(金)〜5月5日(水・祝)、砺波市の砺波チューリップ公園一帯で開催される。散居村で知られる砺波平野に本格的な春の訪れを告げるこのフェアは、国内最大級のチューリップの祭典。園内では400品種100万本のチューリップが出迎えてくれる。中心にそびえるチューリップタワー周辺の大花壇、立体的にチューリップを飾ったフラワーヒル、風情豊かな水上花壇など、工夫を凝らした花壇は見ごたえがあり、赤や黄、紫と色鮮やかなチューリップが訪れる者の心を染める。
　注目は、砺波市制50周年を記念して企画された「となみチューリップシスターズ大集合」。砺波で開発・育成された日本を代表する24品種をチューリップ四季彩館のホールで一挙に公開。今年53回目を迎えるフェアでも初めての試みで、品種登録第1号で鮮やかな赤桃色の「サクラ」、鮮黄色の花びらの周縁部に赤ぼかしの入った「プリンス・オブ・ニッポン」、富山県が球根出荷量と植付面積とで全国第1位を誇る「黄小町」など、色鮮やかに咲き揃う“富山のチューリップ”を存分に観賞したい。
　関連イベントとして、チューリップ染め体験コーナーやアロマテラピー体験コーナー、ミニロボット博のほか、青空コンサート、となみ野大道芸や越中おわら節と麦屋節の競演、吹奏楽スピリッツのパレード＆マーチングショーなども園内で催され、情緒漂う音色と賑やかな音色がフェアを盛り上げる。


●銀座みゆき通りを彩るチューリップのカーペット

　チューリップの話題をもう１つ紹介しよう。4月29日(木・祝)、「銀座みゆき通りフラワーカーペット2004」が東京・銀座で開催され、今年で18回目を迎える。チューリップの花びらでかたどったデザイン画(13点)を全長約300ｍにわたって飾るもので、チューリップの産地、砺波市と入善町から銀座へ早朝運ばれるチューリップの花首は約20万本にもなり、午前中に小学生らのボランティアが120万枚ほどの花びらを使い、アテネオリンピックなどの図案を描く。公開展示は12時30分から17時まで。通りでは、チューリップの切り花のプレゼントも予定されている。
　なお、「2004となみチューリップフェア」の事務局(砺波市花と緑の財団)から同フェアの入場券をペア5組様にプレゼントします。住所・氏名・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「2004となみチューリップフェア入場券希望」と明記して
koho1@pref.toyama.lg.jpまでメールをお送りください。締切りは4月23日(金)。（発表は発送をもって代えさせていただきます。）

問い合わせ
●2004となみチューリップフェアについて
(財)砺波市花と緑の財団（yamazaki@tulipfair.or.jp）
TEL.0763-33-7716　FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp
●銀座みゆき通りフラワーカーペット2004について
富山県農林水産部食料政策課（shokuryoseisaku5@pref.toyama.lg.jp）
TEL.076-444-3271　FAX.076-444-4410