●段ボールの舟に紙製のオールで海へ繰り出そう！

　日本一の規模を誇る黒部川扇状地に広がる富山県黒部市。真夏の恒例イベントとして人気なのが「石田浜マリーンフェスタ」だ。8月8日(日)9:30〜 16:00、石田フィッシャリーナを会場に、手作り段ボール舟レースをはじめ、富山湾ヨット体験・ミニクルージング、クルーザー乗船体験、マリーンスポーツ体験などが繰り広げられる。
　メインイベントの「手作り段ボール舟レース」(スタート13:00〜)は、段ボールで製作した舟をフィッシャリーナ内に浮かべ、タイムやデザインの奇抜さ・面白さ、アイディアなどを総合的に競うもの。約80ｍのコースを、例年早い舟で2〜3分、遅いものでも10分ほどでゴールインする。舟は、段ボールと接着剤・ガムテープのみで製作し、大きさは縦3ｍ、横2ｍ、高さ2ｍの範囲内(大人部門。子ども部門は横が1.5ｍとなる。)。形・デザインは世相を描いたものや、アニメのキャラクターなどさまざまで、紙製のオールを必死に漕ぎながらのレース風景に、岸壁は声援と笑いに包まれる。紙製の段ボールで本当に海に浮かぶの？沈没しそう！といったドキドキ感もレースの魅力だ。
　エントリーは7月30日(金)まで受け付けているので、出艇したい方は事務局へぜひ連絡してほしい(先着50艇)。賞として、グランプリ一艇賞金10万円、優秀賞賞金3万円(子ども部門はグランプリ一艇:図書券5万円、優秀賞:図書券2万円)をはじめ、この石田フィッシャリーナが「釣りバカ日誌13」のロケ地にもなった場所であることにちなみ、ハマちゃん賞、スーさん賞、みち子さん賞、鯉太郎賞などが用意されている。


●クルーザー乗船体験で富山湾へ

　富山湾ヨット体験やミニクルージング、クルーザー乗船体験、マリーンスポーツ体験は無料イベント。クルーザー乗船体験では黒部市沖から魚津市沖の富山湾の周遊が楽しめる。マリーンスポーツ体験では、今、人気のウェイクボードやウインドサーフィン、水上バイクに挑戦してみよう。
　グルメ党には、石田フィッシャリーナで、地元くろべ漁協の漁師の奥様たちが心を込めて調理するカニの鉄砲汁(大漁鍋)、黒部産塩物の炭火焼などのコーナーも設けられるので、舌鼓を打ちたい。
　実行委員会事務局長の能登久さんは「手作り段ボール舟レースには子ども部門が設けられており、ファミリーで楽しんでもらえるイベントとなっています。富山はもちろん、県外からもどしどしお越しください」と話している。
　石田フィッシャリーナ周辺には、小石を敷き詰めた石田浜海水浴場や大島キャンプ場が広がり、富山湾を代表するマリンリゾートのエリアとなっている。レース観賞や海水浴を満喫したあとは、黒部川の伏流水が18カ所で湧き出る黒部市生地地区を散策。夏でも水温11℃の冷たい清水が喉を潤してくれる。




問い合わせ
●石田浜マリーンフェスタ2004実行委員会事務局
TEL.0765-52-5777
FAX.0765-52-5773
http://www.ccis-toyama.or.jp/kurobe/yeg/index.htm