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2019年 4月 3日 [ トピックス ]
No.901:雪の大谷に感動の連続! 4月15日、立山黒部アルペンルート全線開通
●白銀の世界に春の足音、急ピッチで進む除雪作業
立山一帯は世界有数の豪雪地帯。全線開通に向けた除雪作業は1月29日に立山の麓、立山町芦峅寺・藤橋(標高475m)からスタートし、純白の雪原に美しい曲線を描きながら、上へ上へとルートを伸ばし、現在、標高2,390mの「雪の大谷」に差しかかっている。
雪の大谷あたりは風の吹きだまりのため、ルート上で最も積雪が多い難所。ブルドーザーなどの重機が雪原にかんなをかけるように慎重に除雪している。暖冬とは言え、今年も高さ20mに迫る雪の壁が期待されている。なお、日本最高所に位置する駅である室堂ターミナル(標高2,450m)の積雪は6m50㎝(4月1日現在)と、春を迎えた平野部では想像もつかない白銀の世界が広がっているようだ。
春の楽しみは、「2019立山黒部 雪の大谷フェスティバル」<4月15日(月)から6月22日(土)まで>。昨シーズンまでの「立山 雪の大谷ウォーク」から名称が変わり、雪に親しめるイベントがさらに充実する。メインイベントの「雪の大谷ウォーク」(9:30~15:15、参加無料>では、約500mにわたって続く雪の大谷を散策できる。見上げる雪の壁は圧巻。天空へと続く、神秘的な白壁と青い空とのコントラストも美しく、訪れる者を異空間へと導いてくれる。イベント会場出入口では、雪の大谷ウォーク通行証のプレゼントがあるので、春の立山観光の記念にしたい。雪の大谷を楽しんだ後は、室堂ターミナル屋上と立山自然保護センターを結ぶ歩行者専用通路「雪の回廊」へ。例年4月の雪壁の高さは8mほどだが、回廊の幅が狭いため、実際の高さ以上に迫力を感じるだろう。また、冬季閉館していた同センターも4月15日から開館するので、散策がてら立山の貴重な動植物の展示解説をご覧になってはいかが。
5月9日(木)までの「1st Stage Event」では、パノラマロード「ZEKKEI」が楽しめる。3,000m級の峰々がそびえる立山連峰を一望できる雪の上の遊歩道。この場所を歩けるのは、雪がある春の時期だけだ。室堂ターミナルのそばにはスノーシェルター「NINJA」が出現する。大きな雪壁にぽっかり穴が設けられており、中に入って記念写真を。インスタ映えしそうな写真が撮れそうだ。また、富士山に見立てた高い雪の山・スノーマウンテン「FUJIYAMA」も体感したい。
5月10日(金)~6月22日(土)の「2nd Stage Event」には、室堂ターミナル前のアルプス広場特設会場に大型の重機を使って巨大な雪の迷路「Snow Maze」が開設される。立山を仰ぎながら、日本最高所の雪の迷路をくぐり抜けてみよう。縦横各30m、雪壁の高さ2mというスケール。どれだけ早く着けるかグループでタイムを競ってみよう。
●立山連峰東壁や後立山連峰の絶景に感動
室堂ターミナルから雪を踏みしめながら「みくりが池」まで行ってみるのも春の立山を満喫するコツ。雪解けが進むとともに、氷を張った湖面から青い水面が顔をのぞかせる。春ならではの神秘的な景観が印象的だ。
室堂ターミナルから日本で唯一のトロリーバスに乗り、立山直下を抜けて大観峰駅(標高2,316m)へ。4月15日(月)から5月31日(金)まで、駅屋上の雲上テラスではイベント「雪のポケット」が開かれる。雪で覆われた雲上テラスで巨大なかまくらが迎えてくれる。また、5月上旬から6月30日(日)までは、2階テラスに「雪のトンネル」が出現。トンネルを抜けると、立山ロープウェイと黒部湖、後立山連峰の絶景が堪能できる。
大観峰駅から立山ロープウェイに乗り、黒部平駅(標高1,828m)へ。昨シーズン、駅屋上に誕生した「黒部平パノラマテラス」からの眺望も圧巻だ。立山連峰東壁や後立山連峰など360度の大パノラマが展開する。
立山黒部貫光(株)営業推進部では、「雪の大谷で20mに迫る雪の壁のダイナミックな景観をお楽しみください。ゴールデンウイークには、アルペンルートのグルメがお得に味わえるクーポンや、立山の絶景を楽しめるVRゴーグルを特別販売します。ぜひ春の立山黒部アルペンルートへいらしてください」と話している。
- 問合せ
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●立山黒部貫光(株)営業推進部
TEL.076-431-3331
FAX.076-442-3431
http://www.alpen-route.com/