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2022年 4月 27日 [ トピックス ]

No.1041:自然を守り、自然に学ぶ!第7次「とやまのライチョウサポート隊」隊員募集中!

富山県は現在、県民協働による「ニホンライチョウ」の保護推進を目的に、生息地パトロール等のボランティア活動を担う、令和4年度の「とやまのライチョウサポート隊」隊員を募集中だ。応募は5月27日(金)必着で、締め切りまでちょうど1か月。このタイミングで改めて、「ライチョウサポート隊」の取り組みについて、応募条件を含め、県の担当者(生活環境文化部 自然保護課 野生生物係)に詳しく聞いた。

●「とやまのライチョウサポート隊」とは?


▲運が良ければライチョウに会えるかも?

「ニホンライチョウ」の保護推進を目的に、生息地パトロール等を担う「とやまのライチョウサポート隊」。県の自然保護課の担当者によると、このボランティアチームの結成は、もともと県として単独で行ってきたライチョウ保護対策に、県民が主体となる場を設けることで、「取り組みそのものをより広く知ってもらいたい。」との思いから始めたものだという。2016年の開始以降、各年度の隊員がバトンを繋ぎ、今年度で第7次(隊員)の募集となる。

●県民も参加できる、ライチョウ保護活動!


▲ライチョウの保護柵について熱心に説明を聞く隊員(左)
▲柵の設置方法を受講(中央)
▲柵の設置は共同作業!(右)

「とやまのライチョウサポート隊」は、県からの認定を受けた有志の隊員で構成され、個々が観察マナーの啓発と指導を兼ねたライチョウ生息地のパトロール、ライチョウの生息に影響のある鳥獣(カラス、ニホンザル等)の目撃および痕跡情報の収集などを担っている。

ちなみに、「長期的な目線で人材育成を」との目標を掲げ、「子供を参加させたい!」といったサポート隊員らの声にも応える形で、令和2年度(第5次)より小学校3年生~中学生を対象とする「ジュニア枠」も設置。好評だったことから、今年度も募集を行う運びとなったそうで、保護者同伴が必須という条件から、親子の交流機会としても重宝されている様子だ。

定員については、「新規枠」30名、「ジュニア枠」10名で、これを超える場合は選考となる。合わせて、第1次~第6次での隊員経験者も60名程度を募るが、こちらは先着順となる。

そして、選考を通過した後、正式にサポート隊としての認定を受ける前には、「ジュニア枠」も含め、県が7月3日(日)に開催する「認定講習会」の受講が必須となる。ライチョウの生態や、高山植物等の知識を得られ、柵設置の際の道具の使い方も身に付けられる講習会では、ライチョウ保護を担う一員の証となるワッペンも手に入れられるため、実際の活動と同じく、思い出に残る機会となりそうだ。

●自主的な取り組みから得られる満足感!


▲座学ではライチョウの
生態などについて学びます

なお、「経験者枠」は講習会の受講が免除され、各々自主的な活動を開始する流れだ。各隊員は、自然への興味やライチョウという生き物への関心を抱き、ボランティア活動への意欲を認定された有志のため、その活動の一つ一つは、自主的だからこそ活発なものとなっている。実際、参加者からは「地道な活動が調査データの蓄積や保護活動になっていることに感動した。」といったポジティブな声が、そして、昨年「ジュニア枠」で参加した保護者からも、「子供の成長を実感できた。」との声が多く寄せられているそうだ。

現在、応募人数は順調に増えているものの、取材(4月18日)時点ではまだ余裕がある。ただ、経験者枠については先着順となるため、早々の応募をおすすめしている。選考結果については、6月10日(金)までに各応募者に、県自然保護課より連絡する予定となっている。

●記事で伝えきれない魅力についても、気軽にお問い合わせを。

「山に登った時に見かけるライチョウのために何かできないかな?」など問題意識を持っている場合はもちろん、「山にはよく行くけど、そういえばライチョウのことよく知らない」といった好奇心からの応募も「大歓迎!」と担当者。最後に、「質問や不明点は、お気軽に自然保護課までお問い合わせください。」と笑顔で呼びかけた。

問合せ
●富山県 生活環境文化部 自然保護課 野生生物係
TEL:076-444-3397
FAX:076-444-4430
MAIL:ashizenhogo@pref.toyama.lg.jp

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