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2022年 9月 14日 [ トピックス ]
No.1059:技術力&開発力を高め合う2年に一度の企業コンペ!「第8回富山県ものづくり大賞」エントリー受付中
●2年に一度の大コンペを開催、過去の受賞作品はこちら!
「富山県ものづくり大賞」は、富山の産業・文化の発展を支え、豊かな県民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」を継承し、発展させるべく、高度な技術開発を実現した企業を顕彰するコンペティション。県全体の「ものづくり」機運を高める役割も担うべく、平成22年度に創設され、平成24年度の第3回以降からは、隔年のペースで実施している取組みだ。
ちなみに、令和2年(度)に募った「第7回」では、20社のエントリーの中から「高岡銅器の伝統技術による世界初の鋳造製ウイスキー蒸留器ポットスチル」を手掛けた株式会社老子製作所・若鶴酒造株式会社が大賞に、「液中微細コンタミ・油分除去ユニット JCC-HM」を手掛けた株式会社スギノマシンと「高速応答容量式湿度センサ」を手掛けた北陸電気工業株式会社が優秀賞に選ばれている。
◇過去(全7回)の大賞
【第1回】コマツNTC(株)…太陽電池向けマルチウエハースライサ『PV800H』
【第2回】(株)ゴールドウィン…汗・加齢臭 消臭下着 MXP
【第3回】富山化学工業(株)…オゼックス細粒小児用15%
【第4回】(株)シキノハイテック…静止画像圧縮伸張ハードウェアにおける超高精細画像技術の開発
【第5回】(株)日立国際電気…ナノ技術対応最先端サーマルプロセス装置の開発
【第6回】(株)池田模範堂…汗かぶれ治療薬 アセムヒEXの開発
【第7回】(株)老子製作所・若鶴酒造(株)…高岡銅器の伝統技術による世界初の鋳造型ウイスキー蒸留器ポットスチル
第7回の大賞は、(株)老子製作所・若鶴酒造(株)が伝統技術である高岡銅器の鋳造技術により、大型鋳造が難しい鉛フリーの銅合金を用いて、世界で初めて大型ポットスチルの製品化に成功したもの。銅とスズの合金を使用しているため味がまろやかになるという特性も有しており、伝統産業による新しいものづくりの魅力を世界へ発信することが期待される。
●3年以内に開発されたフレッシュな技術を厳正な審査で
応募対象は、県内に「本社、主たる事業所、研究開発拠点またはそれに類する施設」を置く製造業で、自薦もしくは他薦(県内で活動する工業会や経済団体等からの推薦)でのエントリーを受け付ける。なお、対象となる技術および製品は、「概ね3年以内に開発されたもの」としている。担当者によると、受賞する技術や製品に“傾向”はないそうで、「エントリーは毎回多種多様、その中で優れたものが受賞しています。」とのこと。
なお、一次審査では応募申請書や資料をもとにした書類審査、第二次審査では申請者によるプレゼンテーションが行われ、有識者で構成する検討会による審査を経て、県知事が受賞企業を判断する流れとなる。「新規性・独創性」、「信頼性」、「市場性・成長性」、「研究開発・知財戦略・人材育成」など、基準となる項目は多岐にわたるため、今年も例年通りのハイレベルな競争が予想される。
●応募まではフレキシブルに対処!締め切りは近いが諦めないで
応募の締め切りは9月22日(木)。申込時に提出する必要書類、会社案内などは、電子メールへの添付が原則だが、データ提出が難しい場合は、郵送または持参による紙での提出も受け付けているという。詳細や応募用紙はインターネットからのダウンロードでも入手できるので、まずは詳細(https://www.pref.toyama.jp/1301/sangyou/shoukoukensetsu/shoukougyou/dai8kaitoyamakenmonodukuri_bosyuu.html)をチェックしてほしい。
自社が誇る技術や製品の認知度を向上させる機会となるうえに、大賞100万円、優秀賞30万円、特別賞10万円の賞金を得られるかもしれない2年に一度のチャンス、どんなスタンスで挑んでみるにしても、メリットは十分と言えるだろう。担当者は「多くの企業からのご応募お待ちしております!」と、力強く呼びかけている。
- 【問合せ先】
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商工労働部 商工企画課 新産業創出班
TEL:076-444-9606
FAX:076-444-4401
MAIL:ashokokikaku@pref.toyama.lg.jp