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2018年 12月 26日 [ トピックス ]
No.888:冬のとやまの魅力に触れよう!
●山町筋の天神様祭
天神信仰が盛んといわれる富山県。天神信仰とは学問の神様として親しまれている菅原道真を「天神様」としてまつるもので、加賀藩・前田氏が道真の末裔と称して、道真を神格化したことが背景にあるとされている。県内では正月の床の間に天神様の掛軸や人形を飾り、お供え物をする風習があり、天神様の掛軸などは、男子が生まれた年に嫁の実家から贈られるのが習わしで、学業成就や無病息災の願いが込められている。
1月19日(土)、20日(日)には高岡市の山町筋重要伝統的建造物群保存地区で、土蔵造りの家屋や商店に天神様の掛け軸や人形を飾る「山町筋の天神様祭」が行われる。毎年恒例のこのイベントでは、土蔵造りのまちを歩きながらショーウインドーや座敷に並んだ、贅を尽くした豪華な天神様を鑑賞することができる。当日は講演会を実施し、講師に著名人を招いて高岡の歴史や文化、伝統の理解を深める場が設けられる。この貴重な機会にぜひ山町筋を訪れてみてはいかがだろうか。
●新年恒例、加茂神社の「鰤分け神事」
新年慶賀祭として毎年1月1日に射水市下地区の加茂神社で行われる鰤分け神事は、ブリを使った全国でも珍しい神事の一つ。
元日の朝、拝殿に塩ブリ6尾が供えられ、宮司の祝詞とともに読み上げ役がすべての塩ブリのヒレを立て、1尾ずつ高々と持ち上げて「下村、倉垣小杉、柳瀬」と塩ブリを奉納した氏子地区名を読み上げ神前に報告していく。同日には鏡開きも行われ、切り分けられた塩ブリと鏡餅は“神様からの授かりもの”として奉納した氏子3地区すべての世帯に配られる。各家では夕方にこれをあぶって食べ、神様と人が同じものを食べることで1年間の無病息災を祈る。
加茂神社周辺は古く下鴨神社(京都市)の領地で、鰤分け神事は約950年前に京都の下鴨神社から伝わったものとされているが、京都では本来の姿が残されておらず、昔から富山湾でたくさんのブリが獲れたことと、氏子の皆さんの信仰心のあつさからこのような形を守り伝えることができたのではないかと言われている。
●とやまの味覚を味わおう
アルミ・銅製のジャンボ鍋で、新鮮な魚介類と野菜いっぱいの鍋料理を楽しむ、冬の高岡を代表するビッグイベント「第33回日本海高岡なべ祭り」が今年も1月12日(土)、13日(日)に開催される。高岡市内の各会場で海鮮シチュー、カニ鍋、タラ汁、高岡すりみごっつお鍋など地元名物のお鍋を一度に味わえる鍋祭り。今年はプレミアムなべとして、能登ふぐ汁を数量限定で発売する(13日のみ)。高岡市内各所、コンビニエンスストアでなべ券の前売券(2枚1セット 600円)を販売中。スタンプラリーやフリーマーケットなど楽しいイベントも同時開催されるので、あったかいお鍋とあわせてまちなかの散策も楽しんでみては。
●JALの「地域紹介シリーズ」に富山県が登場!
「地域紹介シリーズ」は、交流人口の創出、産業振興など全国各地の地域活性化を目指すプロジェクトの一環。今月は富山県をクローズ・アップした。機内食は、富山市内のレストラン「Cuisine régionale L'évo(キュイジーヌ レジョナル レヴォ)」の谷口英司オーナーシェフによる監修で、富山米新品種「富富富」など県産食材をふんだんに使用したメニューが提供されている。
機内誌「SKYWARD」12月号(日本語記事)の特集では、「富む山、富む技、富む恵み」と題して、世界遺産に登録されている五箇山合掌造り集落をはじめ、今年5月に日本遺産に選定された木彫りの町・井波、砺波のチューリップ、“天然の生け簀”ともいわれる富山湾の海の幸など、富山の歴史、伝統、美食を紹介している。
- 問合せ
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「山町筋の天神様祭」について
●土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会
TEL.0766-23-2623
「鰤分け神事」について
●射水市港湾・観光課
TEL.0766-51-6676
「第33回日本海高岡なべ祭り」について
●末広開発(株) まちづくり事業部
TEL.0766-20-0555
<とやま観光ナビ https://www.info-toyama.com>
「JALダイナミックパッケージ」について
問合せ
●ジャルパック
TEL.050-3155-3330
https://www.jal.co.jp/domtour/jaldp/