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2017年 11月 8日 [ トピックス ]
No.831:映画「ナラタージュ」のロケ地、スタンプラリーで巡る
●衝撃の純愛、富山で
映画「ナラタージュ」(配給:東宝=アスミック・エース)は、2006年版「この恋愛小説がすごい!」1位に輝いた作家・島本理生が20歳のときに書き下ろした同名の恋愛小説を、行定勲監督が10年越しで映画化した話題作だ。「ナラタージュ」とは「ナレーション」と「モンタージュ」を掛け合わせた言葉。ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法を意味する。
高校時代の教師で演劇部顧問だった葉山(松本潤)から大学生になった泉(有村架純)に「後輩のための卒業公演に参加してくれないか」と、誘いの電話が入る。互いに心を寄せるが、葉山には妻・美雪(市川実日子)がいた。葉山の告白を聞き、彼を忘れようと決意した泉は、自分を想ってくれる大学生の小野(坂口健太郎)との幸せに傾きかけるが、ある事件が起きるー。不器用で報われぬ恋に想いを貫こうとする泉の姿に、誰もが心に秘める忘れられない純愛を呼び覚ますだろう。
●映画のワンシーンを思い浮かべながら
スタンプラリーは、スマートフォンでQRコードを読み込むだけで参加できる。特別なアプリは必要ないので気軽に参加を。ロケ地周辺24カ所のラリースポットを訪ね、貼ってあるポスターのQRコードにアクセスして、スタンプを獲得するだけだ。獲得したスタンプ数に応じて先着で、「万葉線ペーパークラフト」、「富山県トラベルーラー」など富山のお土産がもらえる。お土産の引換は、高岡駅観光案内所、万葉線株式会社、川の駅新湊、いみず観光情報館にて(※お土産は数に限りがあります。引換時間等の詳細は、スタンプラリーのWebサイトで確認を)。
ロケ地やスタンプラリー参加スポットをいくつか紹介しよう。「宮田のたいやき」(高岡市)では、泉と小野がデート中にたい焼きを買うシーンを撮影。近くにはスタッフが撮影前のお祓いで訪れた高岡關野神社もある。
高岡鋳物の職人の町として知られ、石畳の道と千本格子の家並みが美しい「金屋町」(高岡市)は小野の実家という設定で登場。また、泉と小野がデートする街並みとしても撮影が行われた。
「万葉線」(高岡市~射水市)の中伏木駅周辺では、電車に乗る泉を、葉山が線路沿いから見送るシーンの撮影が行われた。実際の万葉線には、ドラえもんトラムやレトロな車両など、さまざまなタイプの車両が走る。
「内川」(射水市)は葉山の家があるという設定で、泉が葉山の帰りを待つシーンを撮影。漁船が係留される内川周辺は“日本のベニス”とも呼ばれ、これまで数々の映画・ドラマが撮影されてきた。
日本海側最大の斜張橋「新湊大橋」(射水市)では、小野と泉がバイクで走るシーンを撮影。スタンプラリーの参加スポット・海王丸パークからは、晴れた日には橋と立山連峰の絶景が楽しめる。
富山駅北に広がる「富岩運河環水公園」(富山市)は、付き合い始めた泉と小野がデートする公園として登場。「富岩水上ライン」のクルーズも楽しめる。
●富山県ロケーションオフィスが撮影に協力
富山県ロケーションオフィス(TLO)は、県が平成23年7月に設立し、ロケ候補地の情報提供や撮影の下見、交渉など、映画撮影のサポートを精力的に行っている。平成26年から28年の3年間に撮影を支援した作品数は31にのぼり、ロケ地としての人気が高まっていることが分かる。
今回、『ナラタージュ』のロケ地として富山を選んだ理由として行定監督は「僻地ではない、町並みがある地方都市の雰囲気が欲しかった。全体的にくすんだトーンがすごく良くて、そこに雨を降らせたいと思った。」と語っている。
また、TLOについて「スタッフと一緒になって動いてくれて、本当に力になってくれた。担当の方がちゃんといて、人が県を盛り上げているというか、セールスポイントを分かっているところが素晴らしい。」と話しており、TLOの活動は富山の風景の魅力だけでなく、人の魅力発信にもつながっている。
富山県ロケーションオフィスでは、「富山の美しい風景が織りなす映画『ナラタージュ』の世界観をロケ地で実際に体感してみてはいかがでしょう。ぜひ、映画をご覧ください。『富山県ロケ地MAP』はHPで公開中です。」と話している。
- 問合せ
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●富山県ロケーションオフィス
(富山県観光・交通・地域振興局 観光振興室内)
TEL.076-444-6789
FAX.076-444-4404
http://www.location-toyama.jp/