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2017年 6月 28日 [ トピックス ]
No.812:今夏、入善町で海洋深層水とカキの魅力に触れてみよう!
●富山湾からの贈り物、海洋深層水で町を活性化
黒部川の表流水、地下水、富山湾の海洋深層水と、3種類の水に恵まれた入善町は、世界でも稀な水の町。全国初となる海洋深層水を用いた魚介類の蓄養事業などを通じた水産業の振興、海洋深層水を利用した商品開発などを通じた新規産業活動の振興、“名水のまち・海洋深層水のまち”としてのイメージアップを施策の3本柱に、海洋深層水を活用した町の活性化に取り組んでいる。
入善町下飯野の海洋深層水パークには、平成13年から稼働した入善海洋深層水活用施設がある。海洋深層水とは「太陽光が届かず、また表層の海水と混ざらない深さにある海水」。入善沖の水深384mから取水される入善海洋深層水は、低温安定性(1年を通じて1~2℃で安定)、清浄性(雑菌が少なく、キレイ)、 富栄養性(ミネラルバランスが非常に良い)などの特性がある。
深層水パークで平成26年夏から操業を始めた海洋深層水かきセンターでは、全国約50産地のカキを入善に集荷し、約48時間かけて蓄養・浄化している。カキは1日に約480ℓ、1時間に約20ℓの海水を吸っては吐き出す。同センターではこの生態を利用し、入善海洋深層水をかけ流しすることで浄化している。これにより、一般海水で過ごしたカキと比べ、安全性が高く、ミネラル成分が向上し、栄養豊富になるという。カキはここから全国へ出荷されるが、入善海洋深層水が美味しいカキを育んでいるというわけだ。
●「にゅうぜん街中オイスターロード」でカキ三昧
同町では、入善海洋深層水で浄化した町産の天然岩ガキの初出荷も話題となっている。沿岸部で獲れる岩カキは、豊饒の海・富山湾と海底から湧き出す黒部川扇状地の豊富な地下水で育った天然もの。身が厚く、味も濃厚だ。入善漁協では、8月末までの漁期に約8tの出荷を見込んでおり、このうち約1tを町内に出荷する。
旬の町産天然岩ガキや全国から届く真ガキを味わえるのが、「にゅうぜん街中オイスターロード」。入善町内の食事処や居酒屋、料亭・割烹、旅館、カフェ・喫茶など24店が深層水仕込みカキを提供する。入善海洋深層水活用施設に隣接するレストラン「入善牡蠣ノ星」では、町産天然岩ガキをはじめ、蒸しガキ、焼きガキ、カキのフライ、カキの出汁を使ったラーメン、深層水アワビなどに舌鼓を打てる。プリッ、ツルッとした新鮮なカキを味わう至福の時間を。
●7月30日(日)は「第16回入善海洋深層水ふれあいデー」
入善海洋深層水やカキヘの注目度が高まるとともに、海洋深層水パークへの来場客が増えており、町では昨年11月に観光交流機能を持たせた「にゅうぜん 浜マルシェ」を入善海洋深層水活用施設にオープンさせた。深層水商品をはじめ、町PRマスコットキャラクター・ジャンボ~ル三世グッズ、地元産コシヒカリ、スイーツ、入善おらっちゃマグロといった土産品が揃う。すぐそばを富山湾岸サイクリングコースが通っていることからサイクルカフェもあり、脱塩深層水で淹れたコーヒーが味わえる。
7月30日(日)10:00~15:00には、「第16回入善海洋深層水ふれあいデー」が入善海洋深層水パークで開催される。深層水の魅力を発信する毎年恒例のイベントで、深層水仕込みカキや深層水アワビの浜焼き、入善ジャンボ西瓜などが味わえる。魚つかみどり大会、深層水商品の販売、ライブなどイベントも盛りだくさん。当日は深層水の分水が無料となる。入善海洋深層水に触れてみよう。
入善町キラキラ商工観光課では、「入善海洋深層水活用施設には、深層水を紹介する展示・体験コーナーや、深層水の原水、濃縮水、脱塩水の分水設備もありますので、ぜひご利用ください。また、入善町には年間を通して、全国の産地から旬のカキが集まってきます。にゅうぜん街中オイスターロードや入善牡蠣ノ星で、ぜひ美味しいカキを堪能ください」と話している。
- 問合せ
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●入善町キラキラ商工観光課
TEL.0765-72-3803
FAX.0765-74-2108
http://www.town.nyuzen.toyama.jp/