富山県では、県外から富山への移住を検討されている方を対象に「とやま暮らし体感プラン」を提案中。県定住コンシェルジュが、個別のニーズに応じた富山県来訪プランを作成し、現地を案内する。2月18日(土)には、日本橋とやま館で「東京で“富山”の旬と暮らしを感じる会」を開催。とやま暮らしの第一歩はここから…。ぜひ、参加を！

●プラン作成＆現地案内無料、個別ニーズ対応型プラン

　「移住希望地域を自分自身の目で見て、移住先を決めたいが、知らない土地を見て回るのは不安」、「どこを回ればよいかもわからない」、「何度も訪れたいけど、宿泊費が気になる」、「交通の便はどうなの？近くに買い物する場所はあるの？」」…県ではそんな声に応え、「とやま暮らし体感プラン」をスタートさせた。県定住コンシェルジュが、移住の下見・体験のために来県する移住希望者の個々の要望を聞いてプランを作成し、現地を案内する。移住前に複数回現地を訪れ、その地域での暮らしを理解したうえで移住することで、移住後の定着を図るのが目的だ。

　プランを利用するには、まず、富山くらし・しごと支援センター富山オフィス（TEL.076-431-3691)にご相談を。訪問のほか、電話、メール、インターネットの無料ビデオ通話などでも受け付けている。同オフィスでは、移住にあたっての心配ごと、ご覧になりたい場所などをじっくりお伺いしながらプランを作成する。作成したプランをもとに、コンシェルジュが現地を案内する。

　プランは、移住希望者個々の要望に応じたオーダーメイドで作成するが、一例を挙げると、「いなか暮らし体感プラン」では、農家を訪問し、農作業を体験したあと、旬の味覚を楽しめる食堂でランチ。自給的暮らしの達人や移住の先輩を訪問するといった流れ。「まち暮らし体感プラン」では、学校や保育園、スーパー、病院など生活関連施設を訪問。移住者が開いたカフェでランチ後、町並み散策などへ出掛ける。

　対象は県外在住者で、富山県への移住を検討している方でとやま移住応援団優待カード「TSUKAENcha(つかえんちゃ)」をお持ちの方（カードの内容、入手方法については後記）。プラン作成、現地案内は無料。さらに、とやま暮らし体感プラン登録宿泊施設に宿泊の場合、1泊食事なし料金の半額(上限2,500円)が割引される。ただし、富山までの交通費、県内移動(電車・バス、レンタカー、タクシーなど)、食事、宿泊は各自で手配・支払いとなる。体験メニューによっては別途費用がかかる場合もある。

●日本橋とやま館で、富山の暮らしを感じる時間を

　「東京で“富山”の旬と暮らしを感じる会」は、とやま暮らしに関心のある方限定のイベント。2月18日(土)11:30～13:00、日本橋とやま館の和食レストラン「富山はま作」(東京都中央区日本橋室町1-2-6 日本橋大栄ビル1F)で開催する。富山の旬の食材を使った期間限定メニューを堪能できる「とやまの旬を味わおう」、移住の先輩をゲストに迎えた「とやま暮らしを聴いてみよう」、チューリップなどの“とやまブランド”をクイズ形式で紹介する「とやまを知ろう～ミニクイズ～」などのプログラムを設けている。なお、同日、日本橋とやま館の交流スペースでは、とやまブランドの展示・物販会、井波彫刻木彫り体験ワークショップが催されているので見学してみるのもいいだろう。

　「東京で“富山”の旬と暮らしを感じる会」の対象は、とやま移住応援団優待カード「TSUKAENcha(つかえんちゃ)」をお持ちの方や富山くらし・しごと支援センター(有楽町・白山オフィス、富山オフィス)で移住相談をされている方だが、当日の相談や優待カードの申込みも可能なので、とやま暮らしに関心のある方はこの機会にぜひ参加してみよう。

　参加費は一人1,500円(食事代を含む)。事前申込みが必要。氏名、住所、電話番号、年齢、参加者数を明記し、メール(achihososeisuishin@pref.toyama.lg.jp)を。

　とやま移住応援団優待カード「TSUKAENcha(つかえんちゃ)」は、交付後、カードの提示で、とやま移住応援団(協力事業者)の提供する割引サービス(レンタカー割引、自動車教習所普通講習料金割引、引越料金割引、不動産仲介手数料割引等)などが受けられる。また、定住・交流メールマガジンや、移住に関するイベント・支援情報の提供もある。交付を希望される方は、富山くらし・しごと支援センターへの移住相談（電話・メールを含む）後に交付申請書をセンターに請求し、提出（直接または郵送）しよう。

　富山県地域振興課では、「移住を検討する際に大切なことは、移住希望先に実際に足を運び、自然や食、生活環境、住まい、地域住民、地域の伝統や風習などを自分自身の目で見て、感じることです。定住コンシェルジュが現地をご案内します。ぜひ、“とやま暮らし体感プラン”をご利用ください」と話している。