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2016年 11月 16日 [ トピックス ]

No.782:富山米新品種の名付け親に! ネーミング募集

 県では、平成30年秋にデビューする富山米新品種の名称を募集中。新品種は「コシヒカリ」の弱点を克服し、高温に強く、高品質で、美味しさを最大限に発揮できる品種となる。本年度中に品種登録の出願を予定している。名称募集は12月2日(金)まで。素敵な名前を考えて、どしどし送ろう!

●新たな富山のブランド米となる待望の新品種


▲富山米新品種
名称募集のチラシ

 近年、北陸や東北、北海道といった米どころを中心に、消費者の嗜好、ニーズの多様化などに対応した米の開発・育成が盛んに行われており、新品種が続々と誕生している。“ポストコシヒカリ”を目指して産地間競争が激化。米づくりは戦国時代を迎えている―。

 北アルプス・立山連峰からの清らかな雪解け水と肥沃な大地、そして生産者の高い栽培技術から生まれる富山米。県では、富山米のブランド力を強化するため、「コシヒカリを超える新品種」を育成中。平成30年秋のデビューに向け、新品種にふさわしく、消費者に親しまれ愛される名称を募集している。

 新品種は、「コシヒカリ」よりも高温に強く、猛暑でも米粒が白濁しにくく、高品質。炊き上がりがきれいで、しっかりとしたうま味と粘りがある。また、背丈が短く、倒伏しにくいといった特徴や、いもち病に強いため、農薬を減らした栽培が可能で、安全・安心を届けられる品種だ。


▲新品種の特徴(イメージ図)

 新品種の開発は平成24年度からスタート。「コシヒカリ」の美味しさなど長所を維持しつつ、短稈や高温耐性、いもち病抵抗性などの特徴をもった品種を交配させて生まれた3,000個体から16個体を選抜し、平成27年度には日本穀物検定協会のアドバイスを得ながら、16系統から3系統を選抜した。本年度、3系統の中から、食味、品質などが最も優れた1系統を選抜し、品種登録の出願を行う予定だ。来年度からは平成30年の一般栽培に向けた種子の生産を開始するとともに、新品種の特性を活かした栽培技術の確立に向けた実証栽培を実施する予定だ。

●県産「てんたかく」と「てんこもり」、プレゼント

 応募要項を紹介しよう。応募資格は問わず、どなたでも応募できる。個人のほか、職場やグループでも可。はがきに【1】ネーミング案(漢字などを使用する場合、必ずふりがなを記載) 【2】命名の由来 【3】応募者の氏名、住所、電話番号を記載し、〒930-0002 富山市新富町1-1-12 富山米新品種名称募集運営事務局 <(株)大広北陸内>。FAXの場合、076-442-5716へ。専用ホームページ(http://www.shin-toyamamai.com)の応募フォームからも応募できる。

 賞品は、最優秀賞 1名様(最優秀作品の応募者が複数の場合は抽選)に賞金10万円及び富山県産「てんたかく」と「てんこもり」をそれぞれ5kg贈呈。優秀賞(最優秀作品の抽選に外れた方)に富山県産「てんたかく」と「てんこもり」をそれぞれ5kg贈呈。ハッピー賞に全応募者から抽選で50名様に富山県産「てんたかく」を2kg贈呈。


▲「越中とやま食の
王国フェスタ~秋の陣~」
に設置された名称募集のブース

 募集は、12月2日(金)18:00まで。はがきの場合は、最終日の消印有効。発表は平成29年2月を予定。富山県のホームページなどで発表する。

 富山県農産食品課では、「消費者や実需者から、高品質で美味しいと評価が高い富山米。本県を代表する、早生のてんたかく、中生のコシヒカリ、晩生のてんこもりに、新たに中生の品種が加わることになります。この新品種を起爆剤として、富山米のブランド力を一層強化していきます。このため、新品種にふさわしく、消費者のみなさんに広く愛され、親しまれる名称を募集しています」と話している。

問合せ
●富山米新品種名称募集運営事務局 <(株)大広北陸内>
TEL.076-431-8514
FAX.076-442-5716
http://www.shin-toyamamai.com

●富山県農林水産部 農産食品課
TEL.076-444-3283
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1613/

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