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2016年 9月 28日 [ トピックス ]
No.775:富山県美術館、来年8月26日(土)開館
●アートとデザインをつなぐ美術館、略称「TAD(タッド)」
富山県美術館については、当サイトでもこれまでお知らせしてきた(http://www.toyama-brand.jp/TJN/?tid=103831、http://www.toyama-brand.jp/TJN/?tid=103801)が、開館日がいよいよ平成29年8月26日(土)に決定した。現在の県立近代美術館が移転・新築され、誕生。地上3階建て・鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)で、延床面積14,990㎡(うち、美術館用途9,965㎡)。ガラスを多用した開放感あふれる建物から富岩運河環水公園や立山連峰、神通川など、自然豊かな眺望が楽しめる美術館となり、公園に遊びに来る感覚で、気軽に訪れることができる。
新美術館の特徴は、“アートとデザインをつなぐ、世界で初めての美術館”。20世紀の名画をはじめとする世界的なコレクションを新たな切り口で紹介するほか、アトリエでの創作体験やギャラリーでの展示を通じて、子どもや親子連れらが“見る、創る、学ぶ”といった双方向の美術を体験できる。グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が監修する屋上庭園「オノマトペの屋上」には、「ふわふわ」、「ぐるぐる」、「あれあれ」など、8つのオノマトペ(仏語で擬態語・擬音語)から連想される遊具を設置。身体を動かしながらアートやデザインを体感できるユニークな空間となる。
このほど開館日とあわせ、美術館のロゴマークと英文館名、略称も決定した。ロゴマークは、富山の頭文字の「T」と、アートの「A」、デザインの「D」で構成されている。上部は明るいブルーの三角形で、青空に白く輝く立山と「A」の文字をかたどり、下部の「D」は富山湾の深いブルーを表現。富山の美しさを内包するマークとなっている。制作者は、県立近代美術館のポスターデザインなどを長年手掛けてきたグラフィックデザイナーの永井一正氏。日本デザインセンターの最高顧問などを務め、札幌冬季オリンピックやアサヒビールなどのシンボルマークで知られる。
英文館名は「Toyama Prefectural Museum of Art and Design」で、略称は「TAD(タッド)」。
●開館記念展に国内外の名作約150点
開館記念展「LIFE―楽園をもとめて」<平成29年8月26日(土)~11月初旬>では、美術の根源的テーマ「生命」を「楽園」として捉え、「INNOCENT(無垢、子ども、青春)」、「LOVE(愛、エロス、友情)」、「DAILY(日常、都市)」、「 FEELINGS(感情、感覚)」、「DREAM(夢、幻想)」、「DEATH(死、終焉、祈り、神話)」、「PRIMITIVE(原始、未開、素朴)」、「 NATURE/HUMAN(自然、人間、共生)」の8章で構成する。古今の美術家が創作を通じて迫ろうとしてきた生命の本質を紹介する、まさに開館記念にふさわしい展覧会。
県立近代美術館の所蔵作品に加え、アメリカのメトロポリタン美術館や、フランスのグルノーブル美術館などの海外の美術館、国立西洋美術館や大原美術館など国内の美術館からの作品をあわせ約150点の作品を展示する予定。現在、ルノワールの「青い服を着た若い女」(三重県立美術館蔵)や、岡本太郎の「傷ましき腕」(川崎市岡本太郎美術館蔵)、アンリ・ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」(世田谷美術館蔵)、菱田春草の「落葉」(福井県立美術館蔵)などの展示が決まっている。
●新しい美術館の魅力をプレ体験!「ART PICNIC!」
県では、富山県美術館PRイベントとして、10月8日(土)10:00~18:30、9日(日)10:00~16:00、富岩運河環水公園・親水広場などで「ART PICNIC!」を開催する。各イベントの詳しい時間や場所は、特設サイトで確認しよう。
「富山県美術館紹介コーナー」では、学芸員が美術館の蔵出し生情報を語るリレートークを繰り広げる。作家エピソード、展示の裏ワザなどがテーマになるといい、新しい美術館を楽しむヒントが得られそうだ。
「建設工事現場見学会」では、普段は見られない美術館の建設現場を案内する。
「建築家 内藤廣とU25」では、美術館の設計者で、日本を代表する建築家の内藤廣氏が建築家を志す25歳以下の若者たちと、建築や仕事、人生などについて語り合う(会場:サンフォルテ)。12月に県立近代美術館で開催されるMOVING!展に出品するアーティスト・淺井裕介氏の公開制作もある。土やマスキングテープといった身近な素材を用いて、環水公園の広場を舞台にどんな絵が生まれるか期待が高まる。
「ワークショップ」は「Let’s PICNIC会場を飾ろう!」(建築家・浜田昌則出演)、「CHALKBOYとチョークアートを楽しもう!」(アーティスト・CHALK BOY出演)、「ダンスワークショップ」(ダンサー・島地保武出演)など。アートとの出会いを楽しもう。「アートパフォーマンス」には、珍しいキノコ舞踊団(ダンスユニット)、島地保武(ダンサー)、KAKATO(ラップユニット)が出演する。どんな身体表現が見られるか楽しみだ。
「アートマーケット」には、県内で活躍するクラフト作家など約20ブースが出店する計画。1点ものの作品などここでしか買えない雑貨をぜひ手にとってみたい。
事前申込みが必要なイベントがある(申込み締切り:9月30日(金)必着)。WEBサイト(http://www.pcojapan.jp/tad)で確認し、申込みフォームから応募を(問合せ:富山県美術館PRイベント運営事務局(PCO内) TEL.076-428-9166)。
なお、富岩運河環水公園では、「スターダスト イリュージョンin環水公園」が10月8日(土)・9日(日)・10日(月・祝)に行われる。メインとなる3面同時のプロジェクションマッピングのほか、8日はイルミネーション点灯式、Kalafinaスペシャル野外ライブも行われる。「ART PICNIC!」を楽しんだあとは、公園を華やかに彩る光と映像の祭典へ!
富山県文化振興課 富山県美術館整備班では、「富山県美術館は公園に遊びに来るような気軽さで、アートやデザインを体感していただける美術館です。10月のPRイベント「ART PICNIC!」では、アーティストによる公開制作や、気軽に参加できる創作体験に加え、ダンスとアートのコラボなどのアートパフォーマンスも楽しんでいただけます。アートとデザインをつなぐ新しい美術館をぜひプレ体験してください」と話している。
- 問合せ
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美術館について
●富山県生活環境文化部 文化振興課 富山県美術館整備班
TEL.076-444-8928
FAX.076-444-8900
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1718/
Twitter:https://twitter.com/toyamakenbii
Facebook:https://www.facebook.com/tad.toyama/
スターダスト・イリュージョン in 環水公園について
●富山県観光・地域振興局 観光課
TEL.076-444-4116
http://www.info-toyama.com/