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2016年 9月 21日 [ トピックス ]
No.774:目指せ!健康寿命、日本一 「元気とやまウォーキング」スタート
●楽しみながら健康づくり
「健康寿命」とは、人が健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。富山県民の健康寿命は2010年のデータで男性70.63歳、女性74.36歳。平均寿命との差を見ると、男性は79.71歳で、健康寿命とは約9年、女性は86.75歳で約12年の差があり、この差は不健康の期間といえる。
また、県民の死因別死亡割合をみると、がん、心疾患、脳血管疾患の生活習慣病が過半数を占めており、毎日の食生活や生活習慣がいかに大切かわかる。そこで、県では2015年度に策定した「とやま未来創生戦略(2016)」で「健康寿命の延伸」を掲げている。塩分摂取の抑制や野菜摂取の推進といった食生活の改善、ウォーキングなどの運動習慣の定着など、「健康寿命日本一」を目指した望ましい生活習慣・健康づくりの推進に積極的に取り組んでいるので、紹介しよう。
この9月3日(土)からは「元気とやまウォーキング」事業を実施<2017年2月28日(火)まで>。スマートフォンアプリ「元気とやま かがやきウォーク」(歩数計機能)の無料配信を始めた。
県が掲げる目標として、成人の1日当たりの歩数は男性9,000歩、女性8,500歩だが、実際、県民男性は7,692歩、女性は6,549歩とそれぞれ1,500歩ほど足りない。県では、健康づくりとして、誰もが手軽に始められるウォーキングを推奨。楽しみながら継続して行ってもらうことで、運動習慣の定着を図る考えだ。
県民を対象に、期間中に500kmまたは1,000kmを歩いた人の中から抽選で北陸新幹線グランクラスの富山―東京往復ペアチケットや空気清浄機能付ファン、GPSランニングウォッチ、体組成計などをプレゼントする。また、抽選で3,000名に「のばそう健康寿命」ネックストラップのプレゼントもあるので、ぜひ応募を。
アプリでは、歩数と歩行距離を自動的に積算し、北陸新幹線の新高岡駅―東京駅間の各駅を順次踏破していく仕組み。ゲーム感覚で楽しみながらウォーキングに挑戦!目標達成者はアプリ内から抽選に応募できる。プレゼント企画の参加対象は富山県民だが、アプリはどなたでもダウンロードできるので、ウォーキングで仮想の“北陸新幹線の旅”を楽しんでみるのもいいだろう。
●身近な薬局、「元気とやま健康ステーション」に
「元気とやまウォーキング」の実施に合わせて、「元気とやま健康ステーション」事業も始動した。県薬剤師会の協力のもと、県内14市町の薬局268カ所を「元気とやま健康ステーション」に登録。健康寿命日本一に向けた県の施策や健康情報を発信する。一部のステーションでは、血圧の測定、健診機関への受診勧奨など、健康チェックサービスを実施する。ホームページ「とやま健康ラボ」(http://www.kenko-toyama.jp/)から健康チェックカードをダウンロードしてお薬手帳などに貼り、血圧などの数値をその都度書き込めば、体調の変化も分かりやすい。
「元気とやま健康ステーション」では、「元気とやまウォーキング」のはがき付きスタンプラリー用紙を受け取って、エントリーもできる。50km(8万歩)を歩くごとに県内いずれかの健康ステーションへ。50km歩いていることがわかる歩数計などの記録を提示すると、スタンプがもらえる。500kmまたは1,000kmのスタンプを集めて応募すると、スマートフォンアプリ「元気とやま かがやきウォーク」と同様、抽選でプレゼントがあるので、頑張ってみよう。
富山県健康課では、「県民の皆さんが、いつまでも元気で自分らしく過ごすためにも健康寿命を伸ばしていくことが必要です。これには、運動習慣が欠かせません。元気とやまウォーキングは、県民の皆さんの運動習慣の定着を応援する企画です。スポーツの秋、ウォーキングを楽しみながら健康づくりに取り組んでほしい」と話している。
- 問合せ
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●富山県厚生部健康課
TEL.076-444-3222
FAX.076-444-3496
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1205/
http://www.kenko-toyama.jp/