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2016年 3月 30日 [ トピックス ]
No.750:「G7富山環境大臣会合」開催記念シンポジウム、参加者募集!
●県の環境施策、国内外から高く評価
3,000m級の峰々がそびえる立山連峰から、ユネスコが支援する「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟が承認された水深1,000mを超える富山湾まで高低差4,000mのダイナミックな地形、美しい自然、快適で住みよい生活環境を有する富山県。「G7富山環境大臣会合」開催記念シンポジウムは、県のこれまでの環境への取組みを紹介するとともに、県民総参加による環境保全活動の推進を目的に開催される。
富山会場<4月10日(日)13:30~16:15、タワー111(富山市牛島新町5-5)>では、基調講演<講師:南川秀樹氏((一財)日本環境衛生センター理事長、元環境事務次官)>や富山県の環境施策の紹介、「みんなでつなぐ富山の環境(仮)」をテーマにしたパネルディスカッションなどが行われる。高岡会場<4月17日(日)14:00~16:10、高岡市ふれあい福祉センター(高岡市博労本町4-1)>と新川会場<4月29日(金・祝)13:30~15:40、ホテルグランミラージュ(魚津市吉島1-1-20)>では、県内高校生・大学生による環境に関する活動や研究内容等の発表などもある。県の環境施策や取組みを改めて知る、いい機会としてほしい。シンポジウムへの参加・申込み、問合せは公益財団法人とやま環境財団へ<TEL.076-431-4607、FAX.076-431-4453、http://www.tkz.or.jp/、E-mail tkz3@tkz.or.jp>
なお、「G7サミット」とは、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの7か国(G7)の首脳と欧州理事会議長・欧州委員会委員長が、国際的な課題について議論する首脳会議。日本が議長国になる2016年は、「G7伊勢志摩サミット」<5月26日(木)・27日(金)>のほか、富山市をはじめ、全国10都市で分野別に関係閣僚会合が開催される。
富山市で開催される「G7富山環境大臣会合」は、G7サミットに環境面から貢献することを目的に、サミットに先立ち開催される。G7とEUの環境担当大臣、関係国際機関の代表等が出席し、国際社会が直面する主要な環境問題に関する意見交換などが行われる。では、なぜ富山での開催なのか。富山県の「レジ袋無料配布の廃止」、「水と緑の森づくり税」による県民総参加の森づくりなど先進的な取組み、富山市の「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」の推進など、環境施策に関するこれまでの実績が高く評価されたからだ。
●“環境・エネルギー先端県”を目指して
県では、全国初となる県内全域でのレジ袋無料配布の廃止をはじめ、とやまエコ・ストア制度やエコドライブの推進、小水力発電・太陽光発電の導入促進、水と緑の森づくり税を活用した里山林の再生など、県民総参加による幅広い取組みを進めている。
レジ袋無料配布の廃止は、県内の消費者団体や婦人会などが取り組んできたマイバッグ持参運動をもとに、平成20年4月から始まった。法令などの規制によることなく、県民、事業者、関係団体、行政が一体となった自主的な取組みだ。26年度のマイバッグ持参率は95%と、全国トップの高い水準となっているほか、配布廃止の動きは全国16県に広がっている。26年度末までのレジ袋削減枚数は10億万枚に達するなど大きな成果をあげており、昨年度には、これを記念し、プレミアム商品券を発行。レジ袋無料配布廃止店舗の拡大や消費喚起などにつながっている。
平成25年に創設された「とやまエコ・ストア制度」は、エコライフの一層の定着・拡大を図るため、レジ袋無料配布の廃止に加え、資源物などの店頭回収、環境に配慮した店舗空調温度の設定、エコ商品の販売促進など、消費者と協働で環境配慮行動に積極的に取り組む小売店舗を登録する制度。現在、登録店舗は県内74社1,143店舗、6商店街に拡大している。
富山県環境政策課では、「G7富山環境大臣会合開催記念シンポジウムでは、県の環境施策や県内の各団体の取組みなどを紹介します。これを機に、県民総参加の環境保全の取組みを一層推進していきたい」と話している。
- 問合せ
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●富山県生活環境文化部 環境政策課
TEL.076-444-3141
FAX.076-444-3480
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1705/