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2015年 10月 7日 [ トピックス ]
No.726:“鉄軌道王国とやま”から秋・冬の話題発信!
●観光列車「べるもんた」は、走るギャラリー
観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(Belles montagnes et mer)」は、平成27年10月10日(土)~平成28年2月28日(日)の土・日曜に運行する(快速・全車指定席)。土曜は氷見線を中心とした新高岡・高岡~氷見間で2往復(1・2・3・4号)、日曜は城端線の高岡~城端間で2往復(51・52・53・54号)の運行となる。高速運転の北陸新幹線で新高岡へ到着した後は、そこから「べるもんた」でのんびりとした列車の旅を楽しもう。
車両コンセプトは“走るギャラリー”。窓枠を額縁に見立て、城端線・氷見線の大きな魅力である山と海の変化に富んだ美しい自然を一枚の絵画のように演出する。名称は、美しい山と海をフランス語で表現したものだ。車体はダークグリーンをベースに、帯色にメタリックゴールドを使用。海沿いや田園を優雅に走る貴婦人の雰囲気が漂う。
実際に車内に入ると、そこはまるでギャラリー。最大幅2.52mの窓枠は額縁風のデザインで、立山連峰などの絶景を切り取る。自然の風景が心を癒してくれるだろう。海側の座席は窓向きに配置されているのもユニークだ。また、南砺市井波地域の伝統工芸品である井波彫刻の展示も印象的。海側には「合掌造り家屋とこきりこ踊り」、「散居村から眺める山々の風景」の2作品、山側には「椿」や「水芭蕉」、「菊」などをモチーフにした6作品を展示する。吊り革の持ち手は、高岡銅器をイメージする銅箔と沿線4市を代表する図柄で装飾。細部の造りもチェックしてほしい。
新高岡~氷見間を走る「べるもんた」1号、2号、3号では、スイッチバックが体験できる。たとえば、新高岡から氷見方面へ向かうと、城端線から氷見線へ乗り入れる際、高岡駅構内で列車はいったん進行方向を変え、あいの風とやま鉄道の軌道を横断して移動。氷見線に入ると、方向を戻して発車する。客を乗せたまま駅構内の軌道を移動するのは、JR西日本管内ではめずらしいという。
「べるもんた」1号、2号、53号、54号では「ぷち富山湾鮨セット」が販売されるのも話題だ。鮨職人が乗車し、富山湾の新鮮な幸を使った鮨を握ってくれる。鮨5貫と氷見はとむぎ茶のセットで2,000円(税込)。また、全列車で「ほろ酔いセット」も楽しめる。沿線4市のおつまみ(4種類)と沿線の地酒1杯のセットで1,500円(税込)だ。海や山の美しい景色を眺めながら、握りたての鮨をゆっくり味わってみたい。
●「鉄軌道王国とやまフォトコンテスト」作品募集!
紅葉や雪景色を愛でながらの列車の旅。気に入った風景や列車に出会えたらシャッターをパチリ! 県は「鉄軌道王国とやまフォトコンテスト」を開催中<2016年1月31日(日)まで>。鉄道ファン、撮り鉄をはじめ、「富山で休もう。」キャンペーンや、JRグループと北陸3県共同の観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン」などで来県する観光客らから県内を走る鉄軌道の写真を広く募集し、富山の魅力をアピールする。
“富山県の鉄軌道の魅力を発見”をテーマに、①北陸新幹線部門(北陸新幹線のある新しい富山が感じ取れる写真)、②鉄軌道(北陸新幹線以外)車両・列車部門(車両や列車を中心被写体とした鉄軌道の魅力を感じ取れる写真)、③一般部門(鉄軌道と人や風景を被写体とした日常生活や旅情を感じ取れる写真)の3つの部門がある。写真は車内から撮影されたものも含む。プロ・アマを問わず、どなたでも応募できる。自作未発表の作品で、北陸新幹線開業(2015年3月14日)以降に撮影されたものに限る。ホームページhttp://www.tetsukidou-toyama.comからデジタルデータでの応募が基本だが、プリントでの応募も可能だ。
応募作品の中から部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、入選5点を選定し、表彰。富山県作成の「鉄軌道王国とやま」記念切手や写真展などに使用する予定だ。賞品として、最優秀賞には「北陸新幹線グランクラスで行く富山または首都圏の旅、選べるトレインビューホテル1泊2日」、優秀賞に「県内有名宿泊施設のペア宿泊券」、入選に「県内鉄軌道グッズ詰め合わせ」をプレゼント。応募方法など詳細はhttp://www.tetsukidou-toyama.comへアクセスを。
●あいの風とやま鉄道の魅力を写真で
また、県内を東西に横断するあいの風とやま鉄道も写真コンテストを開催している。「あいの風とやま鉄道写真コンテスト」は、10月23日(金)<必着>まで作品を募集。同鉄道を題材に撮影した写真を富山駅に展示することで、その魅力を広くアピールするのが目的だ。あいの風とやま鉄道は、北陸新幹線開業で並行在来線(北陸本線)の運営をJR西日本から引き継いだ第3セクターの鉄道会社で、営業キロは100.1km、管理駅数は19駅(石動駅~越中宮崎駅)。応募作品は、車両や駅舎などあいの風とやま鉄道の魅力を撮影した写真で、開業後に撮影した未発表の作品が対象。画像処理などの加工、合成写真は対象外となる。
応募点数は1人3点まで。応募回数は1回限り。応募資格は、個人、団体、プロ、アマチュア、実績などは問わない。応募作品は六つ切りまたはA4サイズにプリントされたもの。応募作品に応募券(応募枚数分記入)を同封または応募作品の裏に貼り付けて、下記応募先まで郵送を。応募券はhttp://ainokaze.co.jp/からダウンロードできる。応募券が無いものは、無効となる。応募先は、〒930‐0858 富山県富山市牛島町24番7号 あいの風とやま鉄道株式会社 総務企画部企画課「写真コンテスト担当」。
応募作品の中から最優秀賞1点、優秀賞5点、入賞10点を選定し、最優秀賞には1日フリー切符4枚、優秀賞には1日フリー切符2枚、入賞には1日フリー切符1枚をプレゼント。作品を富山駅1階エレベーター前スペースに展示する。参加賞として応募者全員にオリジナルグッズをプレゼントする。
●お得に富山、北陸を旅するなら
富山県西部、金沢、能登の旅を満喫するなら、10月1日から発売された「北陸トライアングルルートきっぷ」(企画:富山県、石川県)で巡るのもいいだろう。JR西日本、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、のと鉄道、加越能バスの連携による企画きっぷで、自由周遊区間内の快速・普通列車、わくライナー(加越能バス)が2日間乗り放題となる。価格は大人(中学生以上)2,500円、子ども1,250円。しかも城端線・氷見線観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」、七尾線観光列車「花嫁のれん」、のと鉄道観光列車「のと里山里海号」の3つの観光列車、特急列車にも追加料金を支払うと乗車できる。北陸トライアングルルートきっぷの販売は12月30日(水)まで、利用は31日(木)まで。購入は、北陸エリアのJR西日本の主な駅のみどりの窓口及びあいの風とやま鉄道の主な駅などで。
富山県総合交通政策室では、「秋、冬は、撮影旅行で“鉄軌道王国とやま”へ。北陸新幹線やべるもんた、路面電車などを利用して県内各地を訪れ、富山ならではの絶景や味覚などを満喫してほしい」と話している。
- 問い合わせ
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「べるもんた」、「鉄軌道王国とやまフォトコンテスト」、
「北陸トライアングルルートきっぷ」について
●富山県知事政策局総合交通政策室
TEL.076-444-3123
FAX.076-444-9656
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1003/
「あいの風とやま鉄道写真コンテスト」について
●あいの風とやま鉄道 総務企画部企画課
TEL.076-444-1300(平日8:30~17:15)
http://ainokaze.co.jp/