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2015年 7月 29日 [ トピックス ]

No.717:待望の「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」開業!

 7月16日、北陸初となるアウトレットパーク「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」が小矢部市西中野にオープンした。雪や雨など冬場の天候に配慮したエンクローズド(屋内型)モールに全173店舗が展開する。2階では、富山観光案内所「とやま旅ナビ@おやべ」が観光情報を発信中。アウトレットパークを訪れた際は、ここで情報を得て、近隣や県内の観光スポットへも足をのばしてみてはいかがだろう。

●地元高校生が手掛けた地域連携の花壇がお出迎え


▲三井アウトレットパーク
北陸小矢部の外観(左)
▲日本海のブルー(北モール) (中央)
▲とやま旅ナビ@おやべ(右)

 富山県西部に位置し、北陸自動車道、東海北陸自動車道、能越自動車道がクロスする交通の要衝、小矢部市。平成27年7月16日、国道8号沿い、稲葉山など緑の山々をバックに「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」がオープンした。“重なり、連動する”を建物デザインのコンセプトにした2階建ての屋内型モールは、小矢部の豊かな自然環境に溶け込んでいる。建物正面には小矢部園芸高校の生徒が植栽した花壇も設けられており、訪れる人の心を和ませてくれる。

 三井アウトレットパーク 北陸小矢部には、北陸エリア初出店81店舗、アウトレット日本初出店10店舗を含む、全173店舗が出店。三井アウトレットパークとしては国内13施設目で、開業時点での店舗数は2番目の多さだ。海外有名ブランドや高感度ファッション、スポーツ&アウトドア、アクセサリー、ファッション雑貨などフルラインナップで、幅広い世代がショッピングを楽しめる。年間来客数300万~350万人が見込まれており、富山県そして北陸全体のさらなるにぎわい創出につながることも期待されている。

 地産地消・地域連携にもしっかり取り組んでおり、高岡の錫製品など北陸の物産を販売する「the Made In(ザ・メイド・イン)」、配置薬ややくぜんカレーなどを扱う「KOKANDO」といった、富山ゆかりのショップも並ぶ。飲食店は首都圏や全国の人気店に加え、北陸ならではの店舗も数多い。富山の寿司店も出店。富山湾などの新鮮な魚貝をネタにした美味に舌鼓を打ちたい。


▲県内の観光パンフレットが揃う
「とやま旅ナビ@おやべ」(左)
▲小矢部園芸高校の花壇(中央)
▲小矢部川と子撫川の中洲(西モール) (右)

 県西部エリアをはじめ、県内観光に出掛ける際に寄ってほしいのが、富山県、小矢部市、高岡市、氷見市が共同で運営する富山観光案内所「とやま旅ナビ@おやべ」だ。これらの市はもちろん、県内全市町村の観光パンフを取り揃えているほか、大型モニタで県内観光地や特産品を紹介。小型モニタでは、地域別、目的別、四季別などで観光地を検索でき、動画を見ることもできる。観光コンシェルジュ(総合案内人)が常駐し、おすすめの観光スポットや旬なグルメ情報などを提供してくれるので、旅の参考に。

 モール内には、「月の満ち欠け」(東モール)や、「小矢部川と子撫川の中洲」(西モール)、「立山連峰の山並み」(南モール)を表現した空間、「日本海のブルー」(北モール)を照明でイメージした空間などが設けられている。ショッピングとともにその雰囲気も楽しんでみたい。

●観覧車から砺波平野の散居村を一望

 家族連れや恋人たちにおすすめなのが、観覧車。アウトレットモールにあることからショッピングバッグ型のゴンドラ(4人乗り)がユニークだ。国内では珍しい冷暖房エアコンを備えており、夜にはLEDイルミネーションが点灯する。高さは約50mで、田んぼのなかに屋敷林に囲まれた家屋が点在する砺波平野の散居村を一望できる。小矢部市のランドマーク、クロスランドタワーや北陸新幹線の高架橋なども見える。


▲ふわふわドーム(左)
▲キッズギャラリーの木工
ファニチャー(右)

 このほか、屋外には、跳んだり、滑ったりできる膜状のトランポリン「ふわふわドーム」、音に合わせて地面より水が噴き出す「ポップジェット噴水」も楽しめる。モール内のフードコートやキッズギャラリーには、小矢部市在住の“木こり”田中利之さんが手掛けた温かみのある木工ファニチャーも設置されており、座ったり、触れたりすることができる。家族連れに楽しい空間となっている。

●夏本番、小矢部の自然に触れ、思い出づくりを

 三井アウトレットパーク 北陸小矢部でのショッピングとともに、小矢部市内の自然にも触れてみよう。標高346.9mの稲葉山は散居村や立山連峰の絶景スポット。放牧場もあり、草をはむ牛の姿に心も癒される。アウトレットパークと稲葉山を結ぶバスも運行されているからご利用を。


▲暑い夏に涼を感じて(宮島峡・一の滝)

 稲葉山宮島峡県定公園では、涼風を浴びながら滝めぐりを満喫してみてはいかがだろう。一の滝は“小ナイアガラ”と呼ばれ、川幅いっぱいに流れ落ちる滝が圧巻。滝下には、水の力で岩盤が削られたポットホール群も見られる。二の滝は三段になって流れ落ちる優美な滝。竜宮淵では、人魚の像が佇んでいる。

 縄文のロマンに触れるなら、桜町遺跡で発見された遺構を元に再現した環状木柱列などがある桜町JOMONパークや、桜町遺跡などからの出土品、約4,000年前のコゴミなどを展示する小矢部ふるさと歴史館へ。

 倶利伽羅(くりから)県定公園は、木曽義仲が平維盛の10万の大軍を破った源平の古戦場で知られる。義仲が戦勝を祈願した埴生護国八幡宮や日本最大級の義仲騎馬像、牛の角に松明をくくりつけた「火牛の計」にちなむ火牛の像、「義仲の 寝覚めの山か 月悲し」と刻まれた芭蕉句碑などが点在している。

 三井アウトレットパーク 北陸小矢部は高速道路のインターチェンジに近く、北陸や上越、飛騨エリアからのアクセスも便利。併せて、夏休みの思い出づくりに小矢部の各地をめぐってみたい。

問い合わせ
「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」について
●三井アウトレットパーク 北陸小矢部
TEL.0766-78-3100

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