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2013年 4月 17日 [ トピックス ]

No.602-2: 自然体の富山の暮らしを発信、『とやま日季』2013春号発行!

頁をめくるごとに富山の息遣いが感じられる『とやま日季(にっき)』。2013春号が発行された。富山県の中央、射水市に暮らす建築家と陶芸家夫妻の暮らしぶりをクローズアップした「とやま暮らし日季」、富山湾の神秘・ホタルイカを紹介した「とやまブランドものがたり」、全国名水百選の“穴の谷霊場”(上市町)を訪ねた「とやまを観る旅」など、今号も旬の話題が満載。

●内川沿いをのんびり散策へ


 いくつもの漁船が停泊し、港町の風情を醸し出す川と橋の風景―。表紙は、“日本のベニス”といわれている射水市・新湊地区の内川の写真。穏やかな川面に浮かぶ漁船と家並に生活する人々の息遣いが聞こえてきそう。表紙と連動した裏表紙では、射水市出身の柔道選手、田知本愛さんが「射水市での思い出」をまとめている。今年2月のグランドスラム・パリ大会で、女子78キロ超級でロンドン五輪の金メダリストを破って優勝した田知本さん。国際大会や遠征が続くと、富山が恋しくなるという。故郷の射水市に帰ると、たくさんの元気をもらう。「そのいただいた元気を試合での結果につなげ、今度は私が勇気や感動を届けたいと思っています」。その文字からひたむきに練習に励む姿が目に浮かんできそうだ。

 「とやま暮らし日季」では、射水市に暮らす建築家の水野行偉さんと、妻で陶芸家のたこあつこさんの自宅兼仕事場、アトリエ“ガラスのピラミッド”を訪問。東京の建築設計事務所に勤務後、独立して約10年間東京で生活しUターンした水野さんが設計した住まいは、五箇山の合掌造りを思わせる急勾配の屋根をもつガラスのピラミッドの中に、もう1つの家が入ったユニークな建築。富山の自然とおおらかに溶け合ったオープンエアな構造に特徴がある。休日には、山仲間と登山や沢登り、イワナ釣りなどを楽しむ。東京にいては、到底できなかった暮らし。「空間づくりも人生設計も、自分が本当に好きなもの、大事にしたいことを理解することが大切」と水野さんは語っている。

 「とやま対談」では、昨夏開館した高志の国文学館に出店した「ラ・ベットラ」の落合務オーナーシェフと石井知事が、富山の食材やイタリア料理などについて語り合った。富山の野菜や魚、水について、落合シェフは「元気で味が濃い。たとえば、たまねぎやにんじんなど、普通の食材が非常にいいですね。魚についても、評判どおりだと思います。築地ではちょっと手に入らないような魚が多く、そういった魚を使わせていただいています。そして水がいいです。水道の水を普通に使えますからね」と賞賛。富山の料理に対して「素材が良過ぎて、逆に料理の工夫がまだ足りないのではないかと気がかりです」と心配する石井知事に対して、「料理は本当に素材ありきです。素材が良ければ、ゆでる、揚げる、生で食べる。それだけで十分。あとは盛りつけで十分おいしい料理になります」、「いい食材がたくさんある富山県ですから、未来は明るいですよね」と、県民や食材の生産者、料理のプロらにエールを送る。北陸新幹線開業を活かすため、富山の食材を使ったイタリア料理のコンテストやフードフェアも企画していきたいとする落合シェフ。一つひとつの言葉から料理への熱い想いが伝わってくる。

●富山湾の旬の味覚が誌上で躍る


 富山の極上の産品を紹介する「とやまブランドものがたり」では、富山湾の春の味覚、ホタルイカをクローズアップ。富山湾でのホタルイカ漁は400年以上の歴史があるという。海上で煌く青白い光は神秘的。ホタルイカの生態や漁の様子、鮮度抜群のホタルイカを使った刺身、辛子酢味噌和えなどの料理についてまとめている。

洞窟から湧き出る霊水を求めて全国から――。「とやまを観る旅」では、全国名水百選に選定されている「穴の谷霊場(あなんたんれいじょう)」(上市町)を紹介。薬師如来堂がある洞窟の奥から湧き出る霊水は万病に効く水、腐らない水とされ、県内外から毎日大勢の人が汲みにやってくる。何年も通い続ける人や、食事の水はすべてこの水という人も多いようだ。

 「とやま美食通信」では、淡いピンクの透き通った姿で“富山湾の宝石”と称されるシロエビの魅力を伝えている。まとまった漁獲があるのは世界でも富山湾だけ。お取り寄せ情報として、シロエビの香ばしさや旨味を生かして商品化されたカレーやせんべい、ふりかけを紹介している。

 『とやま日季』2013春号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。

 『とやま日季』2013春号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやま日季」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<4月21日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
→プレゼント応募フォームはこちら

問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-4496
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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