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2012年 10月 10日 [ トピックス ]
No.576-1:海、里山の豊かな食を―「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」オープン!
“氷見の寒ブリ”で全国に知られる氷見市。富山湾を一望する海岸沿いに「食」と「健康」をテーマにした「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」が10月5日(金)にオープンした。鮮魚や干物の店、回転寿司や氷見牛の店、和食レストランなど32店がずらりと並ぶ。10月下旬には、「氷見温泉郷 総湯」が誕生。来年1~2月には「ひみぶりフェア」も開催される。海の幸がおいしくなる季節、ますます氷見から目が離せない!
●論語の「近説遠来」をコンセプトに
“氷見の寒ブリ”で全国に知られる氷見市。富山湾を一望する海岸沿いに「食」と「健康」をテーマにした「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」が10月5日(金)、にオープンした。海の幸がおいしくなる季節、ますます氷見から目が離せない!
漁師の作業小屋“番屋”をイメージした東・西・南・北の番屋4棟、運営会社の氷見まちづくり(株)直営の番屋亭、農産物直売所のみのりの番屋の計6棟で構成されており、鮮魚店や飲食店など32の専門店、市観光情報センターがずらりと並ぶ。1つの大型の建物の中に店舗をレイアウトするスタイルではなく、屋根付き通路で結ばれた6棟の建物にそれぞれ店舗を配置。どんな店、どんな商品が並んでいるのか、ワクワクしながら回遊する楽しみがある。特に東と西の番屋はそれぞれ通路の長さが65mあり、両脇に並ぶ店舗をぶらぶらとのぞきながら、ショッピングモール感覚で散策できる。また、敷地内には足湯も設けられており、買物の疲れを癒せる。
氷見といえば、“天然の生簀”と呼ばれる豊饒の富山湾がまず思い浮かぶが、緑の里山、丘陵地にも恵まれている。このため、ひみ番屋街では水揚げされたばかりの鮮魚から干物、野山の幸、野菜、加工品まで豊富に揃う。飲食の店舗では、氷見漁港直送の魚介を使った回転寿司、氷見うどん、氷見牛のステーキ・ハンバーグ、氷見カレーなど、氷見ならではの味覚に舌鼓が打てるのも大きな魅力。このほか、洋食や麺、手づくりジェラートなど家族連れにおすすめの店舗も並んでいる。
施設運営のコンセプトは、論語の「近説遠来(きんせつえんらい)」<近き人喜び、遠方より人来たる>。市民や近隣市の住民が楽しめる場所であれば、その姿を見て遠方の観光客も来てくれる施設づくりを進める。“越中、加賀、能登”の入り口であり、真ん中に位置する食の交差点として、氷見の魅力ある商品や情報を発信していく考えだ。
●「氷見温泉郷 総湯」との相乗効果に期待
10月下旬には、源泉掛け流しの天然温泉が満喫できる「氷見温泉郷 総湯」がひみ番屋街の隣にオープンする。寝湯や炭酸風呂、マッサージ風呂などのほか、露天風呂もあり、天候に恵まれれば、富山湾に浮かぶ3,000m級の立山連峰の景色を眺めながら湯に浸かれる。泉質は塩化物強塩泉で、血行促進や鎮静効果が期待できる。入浴後は、ひみ番屋街での食事やお土産選びも楽しみだ。
氷見市出身の漫画家、藤子不二雄A(Aは○中にA)さんの漫画「怪物くん」のキャラクターを描いたラッピングバス(加越能バス)がひみ番屋街の誕生に合わせて運行を始めたことも話題。氷見駅とひみ番屋街、金沢医科大学氷見市民病院を結ぶ。車体に怪物くんやフランケン、オオカミ男、ドラキュラなどのおなじみのキャラクターが描かれており、怪物くんファンにとっては絶対に乗りたくなるバスだろう。車内には、富山湾越しの立山連峰などの写真パネルも飾られ、氷見の魅力を発信する。
さらに注目のニュースが飛び込んできた。来年1月7日(月)~2月28日(木)、「ひみぶりフェア」が開催される。ひみ番屋街や市内の民宿、飲食店などが連携して開くもので、ひみ番屋街のにぎわいを市内全域に波及させるのがねらい。ぶりづくしで、“食都”氷見を県内外にアピールする。フェアでは、寒ブリを使った「ひみぶり御膳」コースをはじめ、ぶりしゃぶや寿司など参加各店ならではの独自のぶり料理を提供。参加各店の「利用券」抽選プレゼント、スタンプラリーもある。ひみ番屋街では「週替わり絶品ぶり試食会」を開催し、抽選で食事券をプレゼントする予定だ。
ひみ番屋街を運営する氷見まちづくり(株)では、「2年半後に迫った北陸新幹線の金沢開業や能越自動車道の石川県七尾市までの延伸などを見据え、食都・氷見の実現に向けて、ひみ番屋街は300万人交流推進の拠点に位置づけられている。オープンの5日から7日までの3日間で10万人を超えるお客様にお越しいただき、幸先のいいスタートを切ることができた。海、里山の豊かな食、氷見の魅力を発信していきたい」と話している。
問い合わせ
●氷見まちづくり(株)
TEL.0766-72-3400
FAX.0766-72-3404
http://himi-banya.jp/