- HOME : Toyama Just Now
- トピックス
- No.564-1:ともに歌い、心を一つに――富山県ふるさとの歌、完成
2012年 7月 11日 [ トピックス ]
No.564-1:ともに歌い、心を一つに――富山県ふるさとの歌、完成
♪耳を澄ませたなら 川の清き音 かたかごの花が 朝の里を飾る――。富山県ふるさとの歌づくり実行委員会は、富山県ふるさとの歌「ふるさとの空」を発表した。公募で選ばれた原詞を音楽プロデューサー・作家の須藤晃さん(射水市出身)が補作し、作曲家の久石譲さんが作曲した。県民や県出身者がふるさとを想い、ふるさとへの誇りや愛着を育める歌。豊かな自然、祭りなど、富山の情景を思い浮かべながら共に歌い、心を一つにしよう。
●世代を超えて、さあ、一緒に歌おう
♪耳を澄ませたなら 川の清き音 かたかごの花が 朝の里を飾る―。富山県ふるさとの歌づくり実行委員会は、富山県ふるさとの歌「ふるさとの空」を発表した。公募で選ばれた原詞を音楽プロデューサー・作家の須藤晃さん(射水市出身)が補作し、作曲家の久石譲さんが作曲した。県民や県出身者がふるさとを想い、ふるさとへの誇りや愛着を育める歌。豊かな自然、祭りなど、富山の情景を思い浮かべながら共に歌い、心を一つにしよう。
同実行委員会では、昨年8月から10月まで、歌詞を公募。469通(県内415通・県外54通、男性225通・女性244通、最年長96歳・最年少9歳)の中から、今年1月に最優秀賞(1名)、優秀賞(3名)、入賞(6名)、特別賞(2名)を選出。最優秀賞に選ばれた高校教諭・布村勝志さんの歌詞を原詞とした。
7月6日、「ふるさとの空」発表会が県教育文化会館で開催され、南砺市立井波小学校・福野小学校合同合唱団や県出身の高野百合絵さん(東京音大1年)が澄んだ歌声を響かせた。会場に集まった約700人も歌声高らかに合唱した。
「ふるさとの空」は4番まである。“かたかごの花”、“立山の姿 風に舞うおわら 歌い踊り願う”、“五箇山こきりこがデデレコデン聞こえてきて”、“あたたかき高志(越)の国”と、富山を象徴する歌詞が美しい旋律にのって響く。郷愁を誘う、凛としたメロディーが心に深く沁み、ふるさと富山の情景が浮かんでくる。
作曲を担当した久石さんは、宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」、滝田洋二郎監督(高岡市福岡町出身)の「おくりびと」などの音楽を手掛けてきた。子どもから大人まで幅広い支持を得られるメロディーづくりで定評があり、日本を代表する作曲家として国内外で高く評価されている。久石さんは「ふるさとの空」について「長く歌い継いでもらえる曲をと思い作曲した。富山県には四季折々に魅せる日本の美しい自然と文化が維持されている。県民の皆様にはそれを誇りに、この歌とともに歌い継ぎ、継承し、大切にしていただければ」とコメントを寄せている。
●ホームページで7つのバージョンを聴こう!
富山県ふるさとの歌づくり実行委員会では、「ふるさとの空」のCDを7,000枚制作した。富山シティフィルハーモニー管弦楽団、県立呉羽高校音楽部、合唱団「樂音樹(がくおんじゅ)」などによる、管弦楽、独唱(ソプラノ)、同声二部合唱、女性三部合唱、混声四部合唱、独唱(バリトン)、吹奏楽の7つのバージョンを収録。今後、県内の小中学校や高校、公共施設などに配布して普及を図る考えだ。事務局の富山経済同友会のホームページでも7つのバージョンを聴くことができる。歌詞、楽譜の表示もあるので、ぜひアクセスしてほしい。
なお、富山には、昭和33年に、富山国体の開催にあわせて制作された「富山県民の歌」がある。富山の山、海、野の風景や、県民の希望などが盛り込まれており、明るく躍動感あふれる歌として評価されている。
富山県ふるさとの歌づくり実行委員会では、「ふるさと富山の情景が思い浮かぶ歌になった。たくさんの方の協力でできた歌。心の支えとして、みんなで一緒に歌える。全国の人にも聴いてほしい。心豊かで活力あるふるさとづくりに大きな役割を果たすものと期待される」と話している。
問い合わせ
●富山県ふるさとの歌づくり実行委員会<富山経済同友会内>
TEL.076-444-0660
FAX.076-444-0661
http://www.doyukai.org/furusato/index.html