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2012年 4月 25日 [ トピックス ]

No.554-3:GWは富山・魚津へドライブ!富山湾の神秘に出会う旅へ

春の陽気に誘われて、ドライブに出かけたくなる季節。北陸自動車道のドライブに、このほど全面リニューアルした有磯海SA(下り線・新潟方面:魚津市)に立ち寄ってみてはいかが。「恋人の聖地」に認定されている同SA全体を「ロマンの海 富山湾」に見立て、船出する豪華客船をイメージした店舗に生まれ変わった。休憩後は、魚津市内に足を運んでみよう。魚津水族館や魚津埋没林博物館では富山湾の神秘に出会える。

▲有磯海SA(下り線)

●有磯海SA(下り線)、全面リニューアル

 春の陽気に誘われて、ドライブに出かけたくなる季節。北陸自動車道のドライブに、このほど全面リニューアルした有磯海SA(下り線・新潟方面:魚津市)に立ち寄ってみてはいかが。「恋人の聖地」に認定されている同SA全体を「ロマンの海 富山湾」に見立て、船出する豪華客船をイメージした店舗に生まれ変わった。

 有磯海SA(下り線)はホテルニューオータニ高岡が運営しており、客船レストランのような上質な雰囲気が漂うレストランでは、ホタルイカやシロエビなど富山湾の食材を生かしたホテルメイドの美味なメニューが揃う。焼きたてのパンやスイーツのテイクアウトができるのもうれしい。緑の樹木や鐘のモニュメント「ミラージュ(蜃気楼)・ベル」などを眺められるウッドデッキも新設され、開放的な空間でティータイムが楽しめる。

 フードコートでは、有磯ブラックラーメンや海鮮丼、白海老と甘海老のミックスピザ、白海老コロッケバーガー、蟹身あんかけチャーハンなど、手頃な価格で気軽に味わえるメニューがずらり。スーベニアショップ・旅の見知食探街(みちくさがい)では、富山名産のますの寿しや富山湾の幸を使った干物、富山・金沢の和洋菓子、県の越中富山お土産プロジェクトで商品開発された「越中富山 幸のこわけ」など、多彩な商品がラインナップされている。同SAは関東・甲信越方面へ向かうドライバーが立ち寄れる北陸三県の最後のSA。北陸の旅のお土産を買い忘れてもここがあるから安心だ。

 なお、「恋人の聖地」は、NPO法人地域活性化支援センターが地域活性化・少子化対策を目的に、恋人の聖地プロジェクトのシンボルとして、全国の各地域を代表する観光施設などの中から選定。2009年4月に認定された有磯海SAには、魚津市街地や富山湾を眺められる展望台や鐘のモニュメント「ミラージュ(蜃気楼)・ベル」、ハート形の照明などが設けられており、「恋人の聖地」にぴったりのロマンチックな雰囲気を醸し出している。鐘の横には、ハートロックフェンスがあり、愛を誓うスポットとして人気となっている。

●富山湾の神秘に出会う旅へ

 有磯海SAで休憩後は、魚津市内に足を運んでみよう!魚津水族館や魚津埋没林博物館では、富山湾の神秘に出会える。魚津水族館では“北アルプスの渓流から日本海の深海まで”、“富山湾を科学する”を基本テーマに、約330種10,000点を展示している。海中トンネルのある海洋水槽を眺めていると、竜宮城を訪れた気分に。この時期にチェックしたいのが、富山湾の神秘・ホタルイカだ。発光実験が開催されており、発光の様子を間近で見学できる。また、富山湾の深海に生息するオオグチボヤも神秘的。偶然、漁の網にかかったものを水族館で展示している。オオグチボヤはホヤの仲間で、大規模なコロニーが確認されているのは世界でも富山湾の深海のみという謎の多い生物。長期の飼育が難しく、展示期間は未定となっているから、ぜひ見学を。半透明な体、大きく口を開けて笑っているような愛らしい姿が印象的だ。そして、始まったばかりのウマヅラハギ「ウーちゃん」のショーもお見逃しなく。1つ、3つ、5つと増えていく輪をくぐるもので、約1カ月の訓練を経て、デビューを果たしたという。ウマヅラハギは魚津漁協が“魚津寒ハギ”としてブランド化を進めており、水族館では「ウーちゃん」の活躍でPRにつなげたい考えだ。

 “ねっこランド”とも呼ばれる魚津埋没林博物館は、約2,000年前に起こった海面上昇などによって土砂に埋もれたスギの樹根群を展示する博物館。水中展示館では、水槽に横たわる約10mの樹根を見ることができる。巨大な樹根に自然の神秘を感じずにはいられない。ハイビジョンホールでは、富山湾に出現する蜃気楼の映像や発生のメカニズムを紹介する「光と風の芸術・蜃気楼」、片貝川上流部に生育する洞杉(太い幹に空洞があるタテヤマスギの巨木)に秘められた魚津の自然の歴史を美しい映像で紹介する「洞杉の記憶・魚津スギ物語」のソフト2本を鑑賞できる。ソフトは約2年かけて制作されたもので、公開が始まったばかり。上映時間は各10分。博物館では、5月1日(火)から蜃気楼写真展も始まる。魚津蜃気楼研究会会員の作品を中心に、幻想的な蜃気楼をとらえた30点の写真を展示する。春の富山湾では、風の弱い、ぽかぽかとした日に蜃気楼が発生しやすい。蜃気楼を期待しながら魚津へドライブというのも一興だ。

▲蜃気楼(上)▲オオグチボヤ(左)▲ウマヅラハギの輪くぐりショー(中央)▲埋没林(右)


問い合わせ
「北陸自動車道 有磯海SAリニューアル」について
●北陸自動車道 有磯海SA(下り線)
TEL.0765-22-3356
http://www.c-nexco.co.jp/sapa/search/detail/1080aa075.html

「魚津水族館の展示」について
●魚津水族館
TEL.0765-24-4100
FAX.0765-24-4128
http://www.city.uozu.toyama.jp/suizoku/

「魚津埋没林博物館の展示」について
●魚津埋没林博物館
TEL.0765-22-1049
FAX.0765-23-9105
http://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/

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