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2009年 12月 24日 [ トピックス ]

No.435-1:カターレ富山、1年目の健闘に拍手!


 今季、Jリーグ2部(J2)に初参戦した県民サッカークラブチーム・カターレ富山。12月5日、富山県総合運動公園陸上競技場で今季最終戦となるファジアーノ岡山戦を2-0と白星で飾った。今季の通算成績は15勝16分け20敗、勝ち点61で、リーグ18チーム中13位。今季を振り返ってみると‥‥。

▲© 2008KATALLER


●Jリーグで通用、ディフェンス力

 今季、Jリーグ2部(J2)に初参戦した県民サッカークラブチーム・カターレ富山。12月5日、富山県総合運動公園陸上競技場で今季最終戦となるファジアーノ岡山戦を2-0と白星で飾った。来季につながる貴重な勝利だった。今季の通算成績は15勝16分け20敗で勝ち点61。目標の一けた順位には届かず、リーグ18チーム中13位だったが、今季ともにJ2に昇格した栃木SC(17位)とファジアーノ岡山(18位)よりも上位だったことを考えれば、1年目としては上々の成績ではないだろうか。

 カターレ富山は“人とボールが動くサッカー”を目指し、全員が全力でプレーするスタイルで戦い抜いた。組織的な守備はうまく機能し、年間51試合で総失点は58とリーグ中7番目に少なかった。上位チームと互角に戦った試合もあり、ディフェンス力はJリーグで通用することを証明した。

 ただ、守備を優先したことで、攻撃は単調になりがちで決定力不足が目立った。今季の総得点は48とリーグ中4番目に少なく、シュート数も少なかった。来季に向けて、7人ほどの補強を想定しており、点がとれるストライカーの獲得が来季の活躍をうらなうポイントになるだろう。
 
 カターレ富山では、現在、富山第一高校の森泰次郎選手の入団が内定している。森選手はミッドフィルダ—として、チームの県高校選手権7連覇に貢献。今月31日(木)の全国高校選手権に臨む。カターレに高卒の新人が入るのは初めてだ。県内の子どもたち、サッカー選手がカターレを目指すきっかけにつながればと期待する声も多い。



●魅力アップで観客増を目指せ

 ホームゲームの入場者数については、1試合平均で3,740人と伸び悩み、J2リーグの中で4番目に少なかった。カターレ富山では、2012年までに5,000〜6,000人、2014年までに7,000〜8,000人を目指しているが、それを達成するには、ホームでの試合に勝つことがポイント。地元が盛り上がるには、1試合でも多く勝利することや、県内各地での交流活動は欠かせない。今季は51試合のスケジュールだったが、来季は19チーム総当り戦で36試合に減る。平日の試合がなくなり、日程に余裕が出てくるため、カターレ富山では選手と県内の小学生らとの交流の時間を増やすことなどを計画している。

 また、入場者数を増やすため、来季のホームゲームのチケットとシーズンパスを値下げすることも決めた。今季はSS指定席、S自由席、A自由席の3種類があったが、来季はメーンスタンドの約200席をS指定席にして、そのほかはすべてA自由席にする。当日のS指定席は大人3,000円、小中高生1,500円(前売り大人2,500円、小中高生1,500円)。A自由席は、大人2,000円、小中高生500円(前売り大人1,500円、小中高生500円)となる。

 ファンクラブの魅力アップとして、会員にはワンタッチパス機能のついた「オフィシャル・メンバーズカード」を交付する。入場ゲートでパスをかざすと来場ポイントが貯まり、プレゼントがもらえる仕組みだ。来年1月29日(金)までに入会すると、ボーナスポイントが加算される特典もある。

 カターレ富山では「1年間で確実にチームは成長しました。来季はさらにステップアップを目指します。Jリーグ初参入となった今季、頑張ってこられたのもファンや県民のみなさんの熱い応援のおかげ。来季も応援をお願いします」と話している。



▲© 2008KATALLER


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●(株)カターレ富山
TEL.076-444-5500
FAX.076-444-5507
http://www.kataller.co.jp/

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