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2009年 11月 11日 [ トピックス ]
No.429-2:11月14日から東京、大阪、富山、石川で上映!「劔岳 撮影の記」
標高3,000m級の峰々がそびえる立山連峰を舞台に200日以上にわたって撮影された映画「劔岳 点の記」。美しくも厳しい自然環境のもとでの激闘の日々と、映画づくりに人生を賭けた木村大作監督をはじめ、スタッフ、俳優らの魂に迫ったドキュメンタリー映画「劔岳 撮影の記-標高3,000メートル、激闘の873日」が11月14日(土)から東京、大阪、富山、石川で上映される。
●「劔岳 点の記」に完全密着取材、ドキュメンタリー映画
標高3,000m級の峰々がそびえる立山連峰を舞台に200日以上にわたって撮影された映画「劔岳 点の記」。美しくも厳しい自然環境のもとでの激闘の日々と、映画づくりに人生を賭けた木村大作監督をはじめ、スタッフ、俳優らの魂に迫ったドキュメンタリー映画「劔岳 撮影の記-標高3,000メートル、激闘の873日」(カラー113分)が11月14日(土)から東京の新宿バルト9、大阪の梅田ブルク7、富山のTOHOシネマズファボーレ富山、石川のシネマサンシャインかほくで上映される。
「劔岳 点の記」は、明治40年、“日本地図完成”という使命を果たすため、前人未踏とされた剱岳の山頂を目指した男たちの姿を描いた映画。100年前に実際に陸軍参謀本部陸地測量部測量隊が三角点を設置した山々を忠実に登り、原作(新田次郎の同名小説)の流れに沿い、物語の順を追っての撮影という徹底したリアリズムを追及した。鋭くとがった岩峰を見せる剱岳、純白の雪におおわれた山々‥‥コンピュータグラフィクスや空撮を一切使わず、雄大な山々を映像に収めた。今年6月に全国公開が始まり、現在も各地でロングラン上映が続いており、興行収入25億3,000万円、観客動員230万人を超えるヒット作となった。
一方、上映が始まる「劔岳 撮影の記」は、平成19年から延べ、200日以上に及んだ山岳ロケすべてに同行し、収録された撮影風景の映像(230時間以上)を約2時間のドキュメンタリーに仕上げた作品。監督・撮影は、フリーディレクター・映像作家の大澤嘉工さん。大澤さんは、「生様人生」、「名器ストラディバリウスの奏でた音色」など、数々のテレビドキュメンタリー番組を担当。木村監督とは、番組収録で出会って意気投合し、「点の記」の撮影が始まる前の平成18年から監督の姿を追った。
●緊迫した撮影現場の様子を
体感温度・氷点下40度、一人30kgほどの機材を背に担ぎながら延々9時間も歩き続ける撮影隊、3,000mに近い岩場にセッティングされたカメラ、剱岳山頂での4時間の天候待ちと撤収、山にこだまする木村監督の怒声‥‥。「撮影の記」は、強風にあおられれば、転落の危険もある場所での過酷な撮影の様子を捉えている。「これは、撮影ではない。苦行に行くのです」(木村監督)、「人生のあるべき時に出会い、何かを乗り越えられた」(陸地測量部測量手・柴崎芳太郎役の浅野忠信さん)、「カメラが廻っている時以外も、全部、映画」(陸地測量部測夫・生田信役の松田龍平さん)の言葉が映像からも実感できる。
雪や雨、霧と闘いながらの長期ロケ、標高2,600mにある山小屋を転々とし、時には何日も風呂に入れないテント生活を強いられる撮影隊。しかし、それを見守る立山連峰は神々しいほど美しい。「山が、芝居させてくれた」(測量隊案内人・宇治長次郎役の香川照之さん)、「ただ山を見ていればいいという気持ちになる」(日本山岳会・小島烏水役の仲村トオルさん)と語らせている。映像で剱岳、立山連峰の魅力を存分に味わいたい。
「厳しい自然と向き合いながら、黙々と仕事に献身する明治の男たちの生きざま、大自然に挑む人間の凛とした佇まいを描きたかった」と木村監督はいうが、「撮影の記」では、明治の男たちにも負けていない、木村監督ら撮影隊の姿をいきいきと捉えている。「木村大作と出会い、密着を始めた。発する熱に引き付けられるように。やがて『劔岳 点の記』という映画の撮影が始まった。そこには熱が沸点を越えていく世界があった」、「キャスト、スタッフが過ごした、前代未聞、あり得ない200日を詰め込むことができた」と大澤監督。
東映(株)では、「公開が始まる『劔岳 撮影の記』は単なる映画撮影の記録ではない。人生そのものの激闘の証し、前代未聞のドキュメンタリーともいえる。なお、『劔岳 点の記』のDVD発売及びレンタルが12月11日(金)から始まる。ぜひご覧ください」と話している。
問い合わせ
●東映(株)映画宣伝部宣伝室
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