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2009年 10月 7日 [ トピックス ]
No.424-2:街なかの魅力を再発見! まちの駅を巡る観光コース開設
NPO法人富山観光創造会議(富山市)は、くすりの駅、飴の駅、ます寿しの駅など、市中心部にある「まちの駅」と連携し、半日観光コース「ます寿し店と和菓子巡り」、「ます寿し作りと和ろうそくの絵付け体験」をスタートさせた。街なかの魅力を再発見してもらい、にぎわいづくりやまちの駅のPRにつなげる。
●富山の名産品・ます寿しの魅力を体感
NPO法人富山観光創造会議(富山市)は、くすりの駅、飴の駅、ます寿しの駅など、市中心部にある「まちの駅」と連携し、半日観光コース「ます寿し店と和菓子巡り」、「ます寿し作りと和ろうそくの絵付け体験」をスタートさせた。
各コースは毎週月曜、火曜、木曜に5〜40人の参加申し込みがあった場合に開催。案内は、同会議ガイド部会のメンバーが担当する。観光によって、街なかの魅力を再発見してもらい、にぎわいづくりやまちの駅のPRにつなげることが目的だ。
「ます寿し店と和菓子巡り」(参加費2,000円)は、老舗のます寿し店(5店舗)と有名和菓子店を巡るなど、富山ならではの美味しい味覚に舌鼓を打つ食べ歩きが中心。富山駅前のCiCビル1階に9:30集合・受付後、出発。富山市役所展望台、松川べり彫刻公園を経て、松川に架かる船橋、七軒町界隈に点在するます寿し店4店へ。その後、富山城址公園、佐藤記念美術館に寄り、大手モールにあるます寿しの駅「こころ(味の笹義)」で一口お寿し4種を賞味(別途料金)。奥州へと向かう源義経に同行した弁慶が腰掛けたとされる石のある日枝神社を見学し、和菓子の駅「月世界本舗」(創業110年の和菓子店)、飴の駅「島川あめ店」(創業300年の老舗あめ店)で試食した後、江戸時代に日本三大寺子屋といわれた小西塾の跡地に建つ学問の駅「とよた酒店」、生薬の香りたちこめるくすりの駅「池田屋安兵衛商店」などに立ち寄り、隣接する街なか観光案内所で12:30に解散となる。パスタの駅「クオーレ」、喫茶の駅「山小屋」、ます寿しの駅「こころ(味の笹義)」ではランチメニューが味わえる(別途料金)。
●芸術の秋、和ろうそくの絵付けに挑戦
「ます寿し作りと和ろうそくの絵付け体験」(参加費1,000円)は、街なか観光案内所に13:30に集合・受付後、飴の駅、和菓子の駅を経由し、ます寿しの駅「こころ(味の笹義)」でます寿し作りを体験(実費1,300円)する。器に緑の笹を敷き、酢飯の上にますの切り身をのせて、笹でくるみ、重石をかける工程や、ます寿しの歴史が学べる。体験で作ったます寿しはお土産となる。その後、和ろうそくの駅「松住蝋燭店」で和ろうそくの歴史を聞き、色鮮やかな絵付けに挑戦 (実費800円)。和ろうそくならではの美しい炎も観賞できる。くすりの駅「池田屋安兵衛商店」では、丸薬の実演を見学。薬都・富山の歴史や和漢薬の魅力に触れられる。隣接する街なか観光案内所で16:00に解散となる。
富山観光創造会議は、平成16年に設立された団体で、市内15カ所のまちの駅と連携し、観光による集客事業や地域の活性化などに取り組んでいる。まちの駅は、無料で休憩できるまちの案内所。公共施設から個人商店まで、既存空間を利用して地域情報を提供し、交流を促進させる場となっており、近年、駅をネットワークさせる取り組みが全国各地で進んでいる。
富山観光創造会議ガイド部会の石尾三夫会長は、「市中心部のにぎわいづくりにつなげたいと観光コースを設定した。県外からの観光客には、富山に到着した1日目に午後スタートの“ます寿し作りと和ろうそくの絵付け体験”、2日目に午前の“ます寿し店と和菓子巡り”のコースをおすすめしたい。老舗の食べ歩きや富山の歴史探訪を楽しんでほしい」と話している。
問い合わせ
●NPO法人富山観光創造会議ガイド部会(街なか観光案内所)
TEL.076-407-1201
FAX.076-407-0511
http://www.kankou-toyama.com/