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2009年 9月 2日 [ トピックス ]

No.419-1:子育て支援・少子化対策県民フォーラム開催!県の子育て支援・少子化対策事業も紹介


 「富山県子育て支援・少子化対策条例」の制定を記念し、富山県は、9月6日(日)、「子育て支援・少子化対策県民フォーラム」を富山国際会議場(富山市)で開催する。また、とやま子育て応援団の「ピンクメガホン探検隊!」、母乳相談・母乳マッサージなどに利用できる「とやまっ子 子育て応援券」など、県の少子化対策・子育て支援についても紹介。

●条例制定を記念した県民フォーラム

 核家族化、少子化が進行するなか、家庭や地域の子どもを育て教育する力の低下などが見られる。富山県の平成20年の合計特殊出生率は1.38。19年の1.34からわずかに上がったとはいえ、社会の人口維持に必要な2.08との差は依然として大きい。

そこで富山県では、安心して子どもを生み育てることができ、次代を担う子どもが健やかに成長できる環境を整備するため、県民総参加による保護者の子育て支援、職場での仕事と子育ての両立支援をポイントにした「富山県子育て支援・少子化対策条例」を今年6月に制定した。“家庭・地域における子育て支援”、“職業生活と家庭生活との両立”、“子どもの健やかな成長”、“経済的負担の軽減”の4つの基本施策を掲げており、今後、子育て支援・少子化対策を総合的かつ計画的に推進する基本計画を策定する。

 同条例の制定を記念し、県は、9月6日(日)、「子育て支援・少子化対策県民フォーラム」を富山国際会議場(富山市)で開催する。フォーラムでは、子育て支援とやま賞の授与式に続き、“わたしの子育てライフ~母として、女優として~”を演題に、女優・タレントの香坂みゆきさんの「子育てトーク」が催される。二人の男の子をもつ香坂さんは、テレビ番組をはじめ、料理・食育・子育てなどのトークショーにも多数出演するなど、ママタレントして活動の幅を広げている。育児についての考え方、仕事と子育ての両立など、どのような話が聴けるのか楽しみだ。

子育てトークに続いて、「社会全体で取り組む子育て支援・少子化対策~未来のとやまへのメッセージ~」をテーマにパネルディスカッションが開かれる。石井県知事、香坂みゆきさん、PTA関係者らをパネリストに、子育て支援・少子化対策などについて意見が交わされる。

 会場には、県産材を使った積み木のコーナー、子育てサークルの活動や子育て応援団協賛店、子育て支援関連施策についての展示コーナーなどもある。フォーラムは入場無料<臨時保育あり(要申込)>。子育て中の父母、家族はぜひ参加してみてはいかがだろう。

●「とやま子育て応援団」子育て家庭応援中!

富山県では、子育て支援や少子化対策に関する施策に取り組んでいるが、ユニークなものとしては平成18年10月に設けた「とやま子育て応援団」だ。18歳未満の子ども連れの家族が協賛店を利用した場合、応援団のピンクメガホンマークが記載された優待券などを提示すると、“お子様のドリンク1杯サービス”、“文具10%引き”、“洗車・オイル交換10%引き”など、協賛店が設定している割引や特典などの各種サービスが受けられる制度だ。協賛店は「買う」、「食べる」、「見る・遊ぶ」、「泊まる」、「理容」、「美容」、「クリーニング」、「入浴」など多岐に渡っており、6月15日現在で、2,226店舗にのぼっている。サービスの期間は、「とやま家族ふれあいウィーク」<とやま県民家庭の日(毎月第3日曜日)から始まる1週間>が中心。岐阜県の「子育て家庭応援キャンペーン事業」と連携し、富山・岐阜の子育て家庭が両県の協賛・参加店舗で利用できることも特徴だ。このほか、親子連れが想定されない金融機関、旅行会社などのサービスについては、応援団連携事業として認定し、定期預金の金利優遇、旅行代金割引などが受けられるようになっている。

●ピンクメガホン探検隊、写真募集中!

現在、「とやま子育て応援団 ピンクメガホン探検隊!」事業を開催中。応援団の協賛店に貼ってあるピンクメガホンのマークとお子さんを一緒に撮影した写真を募集しており、お子さんの名前またはニックネーム、メールアドレス、写真を撮影した店舗の名前、一言メッセージを添えて、10月31日(土)までにとやま子育て応援団HPへ。応募写真の中から「ナイスすまいる大賞」(キトキト笑顔の写真に)、「ビッグファミリー大賞」(大家族に囲まれているお子さんの写真に)、「探検大賞」(家族で複数のお店で写真を撮影した方に)、「仲良し大賞」(兄弟姉妹の中のいいショットに)を各2点ほど選び、5,000円分の商品券をプレゼントする。富山県知事政策局では、「とやま子育て応援団・ピンクメガホンと一緒の写真をどしどし応募ください。お送りいただいた方全員に粗品を進呈します」と話している。

●メニューも充実、より利用しやすく「とやまっ子 子育て応援券」

 昨年10月からスタートした「とやまっ子 子育て応援券」も紹介しよう。子育て家庭の精神的・身体的・経済的負担を軽減し、地域における各種保育サービスや保健サービスの利用を促進するための利用券「とやまっ子 子育て応援券」を平成20年4月1日以降に県内で生まれた子どもを持つ家庭に配付しているもので、今年6月から新たに母乳相談や母乳マッサージ、乳児の沐浴指導にも利用でき、サービスが拡充したことも話題だ。また、利用料を一旦現金で支払い、市町村窓口へ請求する償還払いから、応援券でサービス提供者へ支払う現物払いへ、支払い方法が変更になり、より使いやすくなった。富山県厚生部児童青年家庭課では、「第1子・第2子に1万円分、第3子以降に3万円分の応援券を配付しています。子どもの一時保育、一時預かり・送迎、任意の予防接種、母乳マッサージなど、様々な子育て支援サービスが利用できます。ぜひ、子育てに活用してください」と話している。




問い合わせ
「子育て支援・少子化対策県民フォーラム」、「とやま子育て応援団」について
●富山県知事政策室(少子化対策・子育て支援担当)
TEL.076-444-4069
FAX.076-444-3473
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/


「とやまっ子 子育て応援券」について
●富山県厚生部児童青年家庭課(子育て支援班)
TEL.076-444-3208
FAX.076-444-3493
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1201/

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