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2009年 2月 25日 [ トピックス ]

No.392-2:五箇山が三つ星に! ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009


 フランスのタイヤメーカー・ミシュラン社が3月16日(月)に自国で発行する旅行ガイドブックの日本編『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009』(フランス語版)に、世界文化遺産の合掌造り集落で知られる富山県南砺市の五箇山地域が、最高峰の三つ星観光地として掲載される。

▲©MICHELIN2009

●東京、京都と並んで“わざわざ訪れる価値あり”と評価

 フランスのタイヤメーカー・ミシュラン社が3月16日(月)に自国で発行する旅行ガイドブックの日本編『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009』(フランス語版)に、世界文化遺産の合掌造り集落で知られる富山県南砺市の五箇山地域が、最高峰の三つ星観光地として掲載される。

 “ミシュラン”といえば、レストランやホテルなどを紹介した「ミシュランガイド」が有名だが、グリーンガイドは、国別に観光地を紹介するガイドブック。旅行者向けに、より豊かな旅、オリジナルな旅のプランを立てられる最新の情報が満載されている点が大きな魅力だ。日本編の刊行は初めてで、頁数456頁、タテ24cm、ヨコ11.5cmの縦長サイズ。今年9月には日本編の英語版が発行される。

 制作は、日本をよく知り、旅に情熱を抱いているフランス人と日本人合わせて12人の編集チームが担当した。数カ月かけて日本の観光地を調査し、掲載地を厳選。このうち五箇山を含め、東京、京都、奈良、日光、伊勢神宮、姫路城などを主な三つ星「わざわざ旅行する価値がある見逃せない観光地」と高く評価した。ちなみに二つ星は、「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」、一つ星は「興味深い場所」の評価。各観光名所には、「旅行者のもつ第一印象」、「知名度または人気」、「受賞歴や正当性の高い公的評価」、「作り物ではない本物としての魅力やまとまり」など、ミシュラン・グリーンガイド独自の9つの基準によって星が判断される。

●日本を代表する観光地として世界へアピール

 五箇山は庄川上流に位置し、美しい自然の情趣が心に深く刻まれる山里。平家の落人の伝説が伝わり、麦屋節やこきりこなど哀調を帯びた民謡が、訪れる者をやさしく迎えてくれる。世界遺産の相倉合掌造り集落には20棟余り、菅沼合掌造り集落には9棟の合掌造りの家屋が佇み、周囲の山々、水田とともに日本の原風景を思わせる独特の景観を見せる。

 五箇山の取材は昨年5月、フランス人ライターが相倉と菅沼の合掌造り集落などを巡り、上梨地区にある白山宮では地元の民謡保存会が披露するこきりこ踊りを鑑賞したようだ。
 
 五箇山が三つ星に輝いた理由として、9つの基準のうちでも「受賞歴や正当性の高い公的評価」という基準に合致したことが挙げられる。“日本の農村文化が守られているユニークな場所であり、ユネスコの世界遺産に選ばれている”との評価を受けた。近隣では、岐阜県・白川郷、高山市も同じ三つ星に輝いており、3つの観光地が広域でより連携し、外国人旅行者にその魅力を発信することを期待したいところだ。

 ミシュランタイヤ広報部では「フランスでは、日本の漫画、アニメなどが特に若い世代で身近な存在になり、日本を訪れるフランス人旅行者も毎年増加している。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで正確、わかりやすい情報を提供し、旅行者をサポートしていきたい。五箇山、白川郷などの世界遺産をはじめ、東京、富士山など日本を代表する観光名所で大いなる旅、比類ない旅を」と話している。



問い合わせ
●日本ミシュランタイヤ株式会社 お客様相談室
TEL.0276-25-4411
http://www.michelin.co.jp/

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