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2008年 12月 10日 [ トピックス ]

No.382-2:カレーで地域おこし! 氷見カレー、デビュー


 氷見商工会議所と氷見カレー学会は、カレーで地域おこしを推進しようと、学会に加盟する氷見市内のレストラン、イタリア料理店、うどん店など16の飲食店は各店オリジナル“氷見カレー”の一斉販売を始めた。

●魚都・氷見ならではの食材を生かして

 氷見商工会議所と氷見カレー学会は、カレーで地域おこしを推進しようと、学会に加盟する氷見市内のレストラン、イタリア料理店、うどん店など16の飲食店は各店オリジナル“氷見カレー”の一斉販売を始めた。

 カレーは日本の国民食ともいえ、B級グルメとして各地で人気を集めている。氷見では、氷見商工会議所が提唱したカレーによる地域おこしに賛同した飲食店がカレー研究会を結成し、今年6月から氷見カレーの研究がスタート。カレーでまちおこしに取り組んでいる他県の“カレーの先進地”を視察したり、氷見カレーの定義を検討しメニューづくりなどを進めてきた。10月に名称を「氷見カレー学会」とし、「“食都”氷見キトキトまつり」などで氷見カレーの試作メニューを披露して、好評を得たことなどを弾みに、氷見カレーの販売を始めた。

 氷見カレーでは、日本有数の魚都・氷見ならではの食材を生かそうと、イワシを素材にした煮干しを使用することが条件となっている。氷見では多種多様な魚が1年を通じて水揚げされる。氷見といえば、ブリが全国にその名を知られているが、古くからイワシ(カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシ)もよく獲れ、『広辞苑』に「氷見鰯」の見出し語があるくらい。煮干し、干イワシ、みりん干し、粉糠漬けなど加工品も多い。

●素材の旨味と辛味がきらりと光る  煮干とカレーをコラボレーションさせた各店自慢のメニューをいくつか紹介しよう。

 レストラン「ハロー」では、“地魚のフライカレー”を考案。煮干しの粉末を混ぜた独自の生パン粉で、アジやキス、カマスなど氷見の旬の魚を揚げ、カレーと組み合わせた。レストラン「トロイカ」の“カレーパイ”は、牛肉ベースのカレーをパイ生地で包み、生地の上に煮干しの粉をトッピングしたもので、煮干しとカレー、パイ生地の組み合わせが新鮮だ。「ボーノペッシュ」の“氷見風オリジナルカレーパエリア”は、煮干しのスープで炊いたリゾットとカレー風味の魚介の旨味がほどよく調和している。イタリアンキッチン「オリーブ」では“氷見カレー海鮮パスタ”を考案。野菜たっぷりのカレー風味の海鮮クリームパスタにデミグラスソ-ス仕立てのカレーソースが添えられている。

 ステーキ&シーフード「ラ・メール」の“氷見牛&氷見牛ハンバーグカレー”、「呑多喰」の“カレーうどん”、レストハウス「ツーロン」の“氷見牛カレーハンバーグ”、レストラン「樹林」の“えびフライカレー”などには氷見特産の氷見牛が使われているのも特徴だ。厳選の飼料と手間、愛情で育てられた氷見牛の美味しさを堪能してみたい。

 氷見商工会議所では、「各店がアイデアを凝らし、氷見ならではの個性に溢れたカレーを作り上げた。氷見カレー学会の加盟店では、“氷見カレー”と記されたのぼり旗を掲げてPR。加盟店紹介パンフには、富山大学芸術文化学部との共同事業で、デザイン学科の学生が作成した氷見カレーのユニーク広告を掲載している。パンフ片手にカレーを食べ歩きしてほしい」と話している。



問い合わせ
●氷見商工会議所
TEL.0766-74-1200
FAX.0766-74-3511
http://www.ccis-toyama.or.jp/himi/

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