トピックス

アーカイブ

2008年 9月 24日 [ トピックス ]

No.371-1:紅葉を愛でに黒部峡谷、宇奈月温泉へ


 紅葉シーズンももう間近。日本一深いV字峡・黒部峡谷を縫うように走る黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)の車窓からはシーズン中、三段染めとも五段染めともいわれる秋ならではの景観が満喫できる。黒部峡谷の玄関口・宇奈月温泉の魅力を紹介する観光パンフレットが5年ぶりに全面刷新されたニュースもお届けしよう。

●美しい風景を眺めながら心を癒すひととき

 紅葉シーズンももう間近。日本一深いV字峡・黒部峡谷を縫うように走る黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)の車窓からはシーズン中、山の斜面から黒部川まで、冠雪、紅葉、常緑樹の緑の景観など、三段染めとも五段染めともいわれる秋ならではの景観が満喫できる。

 宇奈月から断崖絶壁と岩盤剥き出しのトンネルをいくつも抜け、走ること約1時間20分。トロッコ電車の終点・欅平周辺は例年10月中旬から紅葉が始まり、下旬が見ごろ。紅葉の代表的な樹木は、ナナカマド、ヤマモミジ、ヤマウルシ、コミネカエデ、ハウチワカエデなど。イタヤカエデ、ブナなどの樹木の黄葉も見事だ。黒部川のエメラルドグリーンの水面、花崗岩の岩肌、紅葉・黄葉の組み合わせが見るものの心を美しく彩ってくれるだろう。10月22日(水)~23日(木)には「黒部峡谷きのこ鍋祭」が欅平駅で催されるのも話題。なめこやしめじ、まいたけ、野菜などの入ったきのこ汁が振る舞われるので味わってみたい。秋の澄んだ青空、鮮やかな紅葉を眺めながら心をリフレッシュさせようか。

 宇奈月周辺は11月上旬に樹木が色づき始め、中旬に見ごろを迎える。宇奈月駅近くのやまびこ展望台からの眺めは一見の価値あり。真っ赤な新山彦橋を渡るトロッコ電車と紅葉の山々が織り成す風景は圧巻だ。

 黒部峡谷鉄道では「東海北陸自動車道の全線開通によって中京圏からのお客様が増えています。これからの紅葉の景観もぜひお楽しみください。鐘釣橋一帯の錦繍関、紅葉期の五段染めが有名なサンナビキ山なども紅葉のメッカです。今年はホームページをリニューアルし、コンテンツを充実させて、黒部峡谷の魅力をお伝えしています。新着情報も掲載しています。富山への旅を計画されるときにご参考にしていただければ」と話している。

●宇奈月温泉の観光パンフレット刷新

 黒部峡谷の玄関口・宇奈月温泉の魅力を紹介する観光パンフレット(A4判・本文6頁)が、5年ぶりに全面刷新されたニュースもお届けしよう。

 ページをめくると、まずは、宇奈月温泉の春夏秋冬を写真とコメントで紹介。春は、雪解けの清々しい水音が聞こえてきそうな川の風景や満開の桜、露天風呂、夏は峡谷を走るトロッコ電車や越中おわら宇奈月編、秋は峡谷を鮮やかに染める紅葉、冬は夜空に打ち上がる花火の写真など。いずれも黒部峡谷の大自然の息吹きと温泉街の魅力を伝えている。このほか、黒部川の伏流水と宇奈月産大麦で醸造されたモルト100%の地ビールをはじめ、ホタルイカやシロエビ、ベニズワイガニ、ブリなど富山湾の味覚もクローズアップしている。

 中盤では、トロッコ電車と立山黒部アルペンルートの魅力をまとめているほか、セレネ美術館(黒部市)、魚津埋没林博物館(魚津市)、ほたるいかミュージアム(滑川市)など県東部の見どころや、国宝・瑞龍寺(高岡市)、海王丸パーク(射水市)、五箇山合掌造り集落(南砺市)など県西部の見どころも写真とマップで紹介。越中八尾おわら風の盆、城端むぎや祭、五箇山こきりこ祭りにも触れている。

 そして、山から海まで広がる黒部市のダイナミックな自然や観光スポットを山、川、海のエリア別に掲載。宇奈月温泉と黒部峡谷の宿泊施設の情報も紹介している。湯の温もりがそろそろ恋しい季節。観光パンフレットを見ながら、富山の旅を計画してみるのもいいだろう。パンフレットは黒部・宇奈月温泉観光協会、宇奈月温泉の旅館・ホテル、東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所、富山駅前CiCビル5階にあるいきいきKANなどで配布されている。

 黒部・宇奈月温泉観光協会では「宇奈月温泉を拠点にした広域観光の推進を目指している。海から山まで広がる黒部市の魅力にも触れてほしい」と話している。



問い合わせ
「黒部峡谷の紅葉」について
●黒部峡谷鉄道・営業センター
TEL.0765-62-1011
FAX.0765-62-1724
http://www.kurotetu.co.jp/

「宇奈月温泉の観光パンフレット」について
●黒部・宇奈月温泉観光協会
TEL.0765-65-0022
FAX.0765-65-0012
http://www.unazuki-onsen.com/

コメント

その他のトピックス

ページの先頭へもどる↑