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1999年 11月 29日 [ トピックス ]

No.051-2:中心商店街活性化の起爆剤。ミニ・チャレンジショップで活気!


■19歳から40歳までの12人が、ショップ経営に参加
 「たかおかミニ・チャレンジショップ トライズ」が、高岡市・JR高岡駅横のデュオビル1階にオープン(7月末)してほぼ4カ月。同様の試みでは、富山市・中央通りの「フリーク・ポケット」が成功例として挙げられるが、高岡でもチャレンジショップに大きな期待が寄せられている。
 経営指導に関しては高岡商工会議所がバックアップしているのが特徴で、今回、念願の店をオープンさせたのは、選考にパスした12人。最年少の19歳から40歳まで、独自の商品ノウハウやサービス企画で商店経営に夢と希望をかけている。

■バラエティに富んだショップ構成で駅前に新風を巻き起こす
 販売する商品は国産・輸入物のカジュアルファッション、アンティーク、輸入雑貨、アニメゲームなどのキャラクターグッズ、ビーズの手芸店、クレープ&ソフトクリームの店など、バラエティに富んだ構成。マリンスポーツ店のオーナーは、「高岡にはスキューバダイビングの店がなかったので、装備と器具の販売はもちろん、将来的には指導教室を兼ねた専門店を目指したい」と意欲的だ。また、シルバージュエリーとアンティークのオーナーは趣味が高じて脱サラし、「安く買えるオリジナル商品の魅力を伝えたい」と語る。
 オープンの一週間後、高岡商工会議所が行った調査によると、一日の来店者は377人。成功例とされる富山市の「フリーク・ポケット」の平日約250人、休日約500人と比較しても、まずまずの滑り出しといえるだろう。約4カ月を過ぎた現在でも夕方以降は高校生の姿もかなり見受けられるようになり、常連客をしっかりとつかまえているショップも少なくない。

■経営者としての夢の実現を高岡市と高岡商工会議所がサポート
 しかし、来店者は順調に増えているとはいえ、ミニショップは元々黒字経営が難しいといわれており、景気低迷に伴い、“商売の現実”に直面するケースも見受けられることから、高岡商工会議所では、各店ごとに担当員をつけて経営相談に応じるなど、きめ細かいサポートを続けている。空き店鋪増加に悩む中心商店街の活性化につなげるには、第一期生となる彼等の意欲の継続が大きなカギとなるからだ。
 そんななかで、高岡市では創業者支援資金の年齢制限を撤廃するなど、ショップ卒業生への支援策を打ち出すといううれしい知らせが舞い込んでいる。
 今後は継続的なイベントの企画や「フリーク・ポケット」卒業生との懇談会なども予定されており、若者中心の集客による活性化と将来の商店経営者育成に大きな期待が寄せられている。

問い合わせ
●高岡商工会議所
0766-23-5000

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