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1999年 4月 14日 [ 特産品 ]
No.040-1:可愛らしい“ミニチューリップ”が誕生
■春だけじゃなく、冬にも楽しめるミニチューリップ
富山県に本格的な春の訪れを告げる花、チューリップ。砺波市では、毎年ゴールデンウイークにチューリップフェア<99年4月23日(金)〜5月5日(祝)>が開催され、会場に咲き誇る100万本もの花が訪れる人の目を楽しませる。
チューリップは屋外花壇の花といったイメージが大きいが、このほど富山県花卉球根農業協同組合では、従来のチューリップに比べて、背丈や花の大きさが小ぶりのミニチューリップを開発し注目を浴びている。これは、チューリップを鉢花として部屋の中に飾ったり、クリスマスやバレンタインデーなどのプレゼントとして使えるように、4年前から商品開発が進められていたもの。今年2〜3月にミニチューリップの鉢花を試験的に販売したところ好評だったため、今年 11〜12月から本格的に生産を始めることになった。
■球根の冷蔵技術と温度管理で誕生
現在、チューリップの品種は約400種類あるが、そのうち桃色のアーリーグローリー、赤色のベンバンザンチン、赤黄色のレーンバンデマーク、黄色の黄小町など、10種類ほどをミニチューリップとして商品化することに成功した。技術面からいえば、チューリップの新種誕生ではなく、従来の球根を冷蔵し、温度調節によってミニチューリップとして生育させるもので、冷蔵技術と温度管理がポイントだ。
■部屋の中で、生長の様子を観賞
直径10センチほどの鉢の中に、3〜4つの花を咲かせるミニチューリップ。鉢花の魅力はテーブルなどの上に飾れる、ちょうど手頃な大きさ。伸びた背丈は約10センチほど、花の大きさも従来のものに比べて半分くらいなので、花の可愛らしい姿がより印象的だ。また切り花と違って、緑の葉が次第に伸び、蕾(つぼみ)から開花へと生長していく様子を長く観賞できるという楽しみもある。
今年11〜12月から本格的に生産・販売を始めるが、同組合では平成11年6月30日まで随時注文を受け付け、販売を行う。価格は1鉢700円。
問い合わせ
●富山県花卉球根農業協同組合
◆砺波本所/砺波市大門381 TEL 0763-33-2448
◆入善支所/入善町板屋185 TEL 0765-76-0036