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2013年 2月 20日 [ 特産品 ]
No.594-2:梨とバーガーの絶妙なコラボ 道の駅新湊に「きららか梨バーガー」新登場
「道の駅新湊」(射水市鏡宮)は、射水市特産の“きららか梨”を使った「きららか梨バーガー」を富山県立大学と共同で商品開発した。昨年夏に収穫し、氷温保存させた「幸水」を輪切りにして油で揚げ、レタスやグリーンリーフと一緒にバンズに挟んだバーガー。4月末までの1日30個限定販売で、1個350円。地元食材を活用した新感覚バーガーをぜひ、味わってほしい。
●長期氷温保存のナシを食材に
「道の駅新湊」(射水市鏡宮)は、射水市特産で、長期氷温保存の“きららか梨”を使った「きららか梨バーガー」を富山県立大学と共同で商品開発した。4月末までの1日30個限定販売で、1個350円。道の駅内のファーストフードコーナーで11:00から販売を始めるが、連日15分ほどで売り切れる人気商品となっている。この時期、ナシの味を楽しめるとは驚き。国道8号沿いの同道の駅にぜひドライブの途中に立ち寄ってみてはいかが。
食材の「きららか梨」は、射水市の藤岡農園が県立大学、冷蔵機器メーカーの協力を得て開発し、平成19年秋から販売を本格化させた。8月中旬から9月初めにかけて収穫したばかりのナシ(幸水など)を特殊冷蔵庫に入れ、氷温保存によって長期保存・熟成を可能にした。0度から果実が凍り始める氷結点までの温度域(氷温域)で保存することで、鮮度やジューシーな甘みをそのまま保つことができる。同農園では、ナシの栽培に富山湾の海洋深層水を使用。シロエビの殻などを加えた有機肥料による土壌づくりも行っている。
「きららか梨バーガー」は、ジューシーで甘みのある「幸水」を贅沢に使った逸品だ。リキュールで香り付けした果実を5mmほどの厚さに輪切りにしてパン粉をまぶし、180度の高温の油で揚げてフライに。カリカリに揚げたベーコンとグリーンリーフを乗せ、全粒粉の風味豊かなバンズに挟んで仕上げる。上のバンズにはオーロラソース、下には自家製のタルタルソースを塗っている。
●ナシの甘みが冴える新感覚バーガー
「きららか梨バーガー」をいただくと、ナシのシャキシャキとした食感が印象的。ジューシーな果実を閉じ込めたフライのカラッとした揚がり具合もいい。そして、ナシならではのさわやかな甘みが口の中に広がる。冬のこの時期に旬のままのナシの味を楽しめるとはなんとも贅沢だ。口あたりの柔らかなバンズ、2種類のソースとの相性もよく、その美味しさに魅了される。特にフルーツ好きの女性におすすめ。なお、常温でバーガーを味わうのがポイントで、レンジなどで温めると、フライが水気を帯びてしまうので注意したい。
商品開発は、富山湾から地元新湊漁港に水揚げされるシロエビのかき揚げをバンズに挟んだ人気商品「白エビバーガー」(通年販売)に次ぐ、新バーガーの商品化を検討していた同道の駅に、県立大学地域連携センターから地産地消、地域活性化を目的に「きららか梨」の活用を提案されたのが始まり。同道の駅では、今年初めからナシを使った天ぷらやフリッターなどを挟んだバーガーを試作し、試食会を重ねてきた。
道の駅新湊では、「カラッと揚がったナシのフライを使った新感覚のバーガーです。4月末までの限定販売のご当地バーガーとして、全国に発信したい。白エビ、きららか梨に次ぐ、第3弾のバーガーの開発も考えています。ご期待ください」と話している。
問い合わせ
●道の駅新湊
TEL.0766-83-0111
FAX.0766-83-0100
http://www.shinminato.co.jp