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2013年 12月 18日 [ 特産品 ]
No.637-2:高級感いっぱいの「ひみ寒ぶり かぶら寿し」はいかが
●魚都・氷見ならではの美味しさを
「かぶら寿し」は北陸に伝わる郷土食で、お歳暮やお正月の贈答品として人気がある。真っ白なかぶらにブリの切り身を挟み、米麹をつけて漬け込んだ発酵食品だ。かぶらのシャキシャキとした歯ざわり、脂ののったブリの風味、米麹の甘い香りがたまらない。
「ひみ寒ぶり かぶら寿し」に使用するブリは、今年2月に水揚げされた13kg前後のもの。これを新鮮なまま塩漬けし、約10カ月寝かせて熟成させた。かぶらは氷見市内で丹精込めて栽培された早生大かぶを使用。締まった身と大地の栄養を吸収して醸し出される甘味が特徴だ。米麹は南砺市にある老舗の麹店のものを使っている。「ひみ寒ぶり かぶら寿し」は、氷見漁業協同組合と氷見市農業協同組合がタッグを組み、海と大地の恵みをコラボさせた逸品といえる。
商品は、ブリのトロ身を使ったものと普通の切り身を使ったものの2種類がある。いずれも真空パックした6個の詰め合わせ。厚いトロ身使用のかぶら寿しは桐の箱入り。お正月らしさを演出するためケースに入った金箔が付いており、食べる際に取り出してかぶら寿しに振りかける。なんともいえぬ高級感、プレミア感がある。価格は1箱6個入りでトロ身使用が15,000円、普通の切り身が7,500円。氷見漁業協同組合でのみ販売。今シーズンは試験販売のため、仕込んだ量が少なく、在庫もわずか。売り切れ次第、販売終了となる。まずは電話(氷見漁業協同組合 TEL.0766-74-0170)で確認を。
●豊漁に活気づく氷見の浜
富山湾の「ひみ寒ぶり」漁は11月13日のスタート宣言以来、連日豊漁が続き、多い時で1日3,731本(12月13日付け)、12月18日現在で合わせて33,793本を水揚げしている。氷見魚市場には、丸々と太ったブリがずらり。青緑色の背に、銀白色の腹、中央に黄色の帯が走る美しい魚体を見せる。重さ10kg前後を中心に、中には15kgを超す大物も並び、浜はどっと活気づいている。
氷見漁業協同組合と氷見魚仲買商業組合、富山県、氷見市でつくる「氷見魚ブランド対策協議会」は、2011年度シーズンから図形商標入りの青色出荷箱と販売証明書を一尾に1枚発行するスタイルを導入。富山湾内の定置網で漁獲され、氷見魚市場で競りにかけられたブリのみを「ひみ寒ぶり」としていたが、今シーズンからは、重さ6kgを超えるブリのみに販売証明書を発行する仕組みに変更し、「ひみ寒ぶり」の付加価値の向上、ブランド管理の強化を図っている。
氷見漁業協同組合の廣瀬達之参事は、「『ひみ寒ぶり かぶら寿し』は、氷見漁協として初めての加工品。氷見の素材にこだわった特産として育てていきたい。今シーズンは試験販売として、味や価格などについて市場の反応を確かめたうえ、来シーズンの本格販売につなげる。ひみ寒ぶりについては、先日JETRO(日本貿易振興機構)を通じ、北米へ数本を空輸した。また、JETROが来年1月に香港で現地のバイヤーやシェフなどを対象に開く、ひみ寒ぶりのPRセミナーで、ひみ寒ぶりの美味しさ、魅力を紹介する。今後、新たな市場を開拓していきたい」と話している。
- 問い合わせ
- ●氷見漁業協同組合
TEL.0766-74-0170
FAX.0766-72-2888
http://www.jf-net.ne.jp/tyhimigyokyo/