夏の観光シーズン目前!　富山の知名度アップと誘客促進を図るため、車体広告などを使った夏の観光PRが首都圏＜7月11日(日)まで＞、関西圏＜7月31日(土)まで＞で始まった。中京圏では7月12日(月)〜8月31日(火)に実施される。

●富山がJR山手線の車体をジャック!?

　夏の観光シーズン目前!　富山の知名度アップと誘客促進を図るため、車体広告など各種広告を使った夏の観光PRが首都圏＜7月11日(日)まで＞、関西圏＜7月31日(土)まで＞で始まった。中京圏では7月12日(月)〜8月31日(火)に実施される。

　「夏かしい、富山へ。」をキャッチコピーに、海越しの立山連峰や夕日に染まる砺波平野の散居村、黒部ダムの観光放水などの写真……。首都圏では、東京・JR山手線で、富山への夏の観光を呼びかける車体広告を展開中＜実施主体：富山県、(社)富山県観光連盟＞。JR山手線の車体を使った観光PR広告は今回で5回目で、山手線全52編成のうち、2編成(1編成＝11両)に掲出。1編成は約60分で山手線を1周しており、すでに各駅で車体広告を見たり、乗車したりした方もいるだろう。

　車体には、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷、世界遺産五箇山合掌造り集落、国宝瑞龍寺、砺波平野の散居村、シロエビ、ますの寿しなど、自然、文化遺産、祭り、食といった、富山の魅力が散りばめられている。昨年、映画「劔岳—点の記」でクローズアップされた剱岳や、おわら・むぎやの踊り手を人型に切り取ったデザインなどもあり、駅や山手線利用者の目を引いている。「“夏かしい、富山へ。”の電車、見ました」などとツイッターでも話題となっているようだ。

●この夏、魅力いっぱいの富山に遊びに来てね！

　関西圏では、大阪環状線で車体広告を展開中＜実施主体：立山黒部観光宣伝協議会、(社)富山県観光連盟、立山黒部貫光(株)、黒部峡谷鉄道(株)＞。大阪環状線全24編成のうちの1編成(1編成＝8両)に広告を掲出。1編成は約40分で環状線を1周する。

　広告では、「この夏、富山へ」、「夏の立山黒部アルペンルートへ」、「夏の黒部峡谷へ」の3つのキャッチコピーと、立山の雄大な景観、愛らしいトロッコ電車などを撮らえた写真で夏の観光を呼びかけている。JR西日本などと連携した北陸の夏の観光キャンペーン「Japanese Beauty Hokuriku(ジャパニーズ・ビューティー・ホクリク)」＜7月1日(木)〜9月30日(木)＞のロゴマークも配置されており、同キャンペーンも宣伝している。

　東海北陸自動車道の全線開通で富山とぐっと近くなった中京圏での観光PRとして、7月12日(月)〜8月1日(日)、JR名古屋駅内(JRセントラルタワーズ1・2階部分)の吹き抜け空間に巨大懸垂広告を展開する＜実施主体：富山県、(社)富山県観光連盟、立山黒部観光宣伝協議会＞。中央に海越しの立山連峰をモチーフにした横長の懸垂広告(タテ4m×ヨコ8m)、左右に縦長の懸垂広告(タテ4m×ヨコ1.8m)を配置し、富山の観光の魅力を発信する。

　また、8月1日(日)〜31日(火)、名古屋市営地下鉄車内マルチ広告を使った観光PRも実施する＜実施主体：富山県、(社)富山県観光連盟、富山市・高岡市・黒部市・氷見市・南砺市・射水市＞。市営地下鉄東山線・名城線の各1編成(1編成＝6両)に中吊り、ドア横などの各ポスター、ツインステッカーを掲出予定。昨年10月と今年3月には、富山出身の女優・タレント、柴田理恵さんを起用し、「私の故郷、富山は、いいとこながやちゃ♪」、「高さ日本一の黒部ダム。やっぱ、迫力あるちゃ♪」と富山弁などを用いたキャンペーンを展開した。今夏はどのような内容、デザインになるか楽しみだ。

　富山県観光・地域振興局観光課では、「立山黒部アルペンルート、黒部峡谷、世界遺産五箇山合掌造り集落、海の幸など、魅力いっぱいの富山にぜひいらしてください。夏休みの思い出づくりは富山から始めませんか」と話している。



問い合わせ
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.info-toyama.com/