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2010年 7月 14日 [ トピックス ]
No.463-2:焼きたての深層水アワビに舌鼓! 深層水浜焼き屋、入善にオープン
入善町の入善海洋深層水活用施設前に「深層水浜焼き屋」がオープン。町特産の「深層水アワビ」を中心とした魚介類などが9月末までの限定で楽しめる。また、7月18日(日)には、深層水活用施設で「第9回入善海洋深層水ふれあいデー」が開催される。
●七輪の炭火で深層水アワビ、サザエ、カキ、エビを焼く
入善町の入善海洋深層水活用施設前に「深層水浜焼き屋」がオープン。町特産の「深層水アワビ」を中心とした魚介類や深層水塩アイスクリームなどが9月末までの限定で楽しめる。
入善海洋深層水活用施設では、入善沖約3kmの水深384mから深層水を取水し、原水(深層水をろ過)、濃縮水(原水を約1.5倍に濃縮)、脱塩水(原水から塩分を除去した水)を事業者や一般に分水。また、深層水の清浄性、富栄養性、低温安定性を活かし、入善漁業協同組合がアワビを養殖し出荷している。これまで同施設や近くの園家山キャンプ場の利用者から、アワビや魚介類の販売店舗設置を望む声が多く寄せられていた。浜焼き屋開設は今回初めての試みで、入善町から委託された入善漁業協同組合が運営を行う。
浜焼き屋では、浜焼メニューとして、深層水アワビ(1個500円)、カキ、サザエ、ホタテ(各2個500円)のほか、入善海洋深層水を使い、新潟県妙高市の屋内型エビ養殖システムで育った「ゆき海老」も販売。店横のテント下には、七輪がずらりと並んでおり、観光客が深層水アワビなどを炭火で焼いて、その場でアツアツを味わうことができるようになっている。暑い夏にはキーンと冷えたビールも欠かせないというわけで、入善海洋深層水を使って醸造されたアサヒ本生青もメニューにある。食後には、深層水塩アイスクリームや深層水アイスコーヒーを。深層水塩アイスクリームには入善産コシヒカリの米粒もミックスされており、不思議な食感が楽しめる。期間中の土・日曜には深層水アワビごはんやアワビカレーも数量限定で販売される。
夏祭りや地区行事、バーベキューの食材におすすめなのが、「海鮮バーベキューセット」。深層水アワビ、カキ、ホタテ、サザエがセットになっており、10日前の予約でテイクアウトできる。
●肉厚で天然物にも引けをとらない美味! 深層水アワビ
深層水アワビは、肉厚でやわらかな歯ざわりが特徴。「滋味があり、その美味しさは天然物にも引けをとらない」と好評だ。入善漁協では、加温された深層水を使い、稚貝を1年半ほどかけて7〜8cmに育てて出荷している。
入善漁協では平成14年に全国で初めてアワビの養殖を開始。養殖技術の確立が難しいなか、19年以降、新しい水浄化システムを導入し、水槽の改良工事を進め、アワビの増産に成功。町内の海洋深層水企業団地に建つ無菌包装米飯工場から加温された深層水を引き込めるようにもなり、このほど生産体制が整った。入善漁協では、年間5万個以上の出荷を目指し、販売経路の拡充など、深層水アワビの特産化に向けた取り組みを加速させている。
7月18日(日)10:00〜15:00には、「第9回入善海洋深層水ふれあいデー」が深層水活用施設で開催される。浜焼きコーナーでは深層水アワビ、カキ、ホタテの浜焼きセットやイカ焼きなども販売される。深層水アワビごはん、アワビカレーなども味わえるので、コリコリとした歯ざわりを堪能したい。会場では、味噌や漬物、菓子など深層水を利用した食品・商品もずらり。深層水の無料分水も行われるので、ポリタンクなどの容器を持参していきたい。
入善町農水商工課では、「深層水浜焼き屋で焼きたての深層水アワビに舌鼓を。ふれあいデーでは、深層水を入れた子ども用プールを設置。深層水で育てたエビを釣り上げる子ども釣り大会も行います。ご家族そろって入善海洋深層水活用施設へご来場ください」と話している。
問い合わせ
●入善町農水商工課
TEL.0765-72-1100
FAX.0765-74-2108
http://www.town.nyuzen.toyama.jp