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2011年 1月 26日 [ トピックス ]
No.491-2:射水市特産「きららか梨」使用のスイーツ誕生!
氷温保存によって、一年中美味しさを保てる射水市特産「きららか梨」を素材にしたスイーツやリキュールなど、5品が誕生した。2月1日(火)~4日(金)に東京ビッグサイトで開催される「グルメ&ダイニングスタイルショー春2011」に出展。射水市の豊かな自然のなかで育ったきららか梨と事業者が丹精込めて作った商品を国内外にアピールする。
●通年供給のナシでスイーツ、リキュールを
ナシの身をまるごと贅沢に使ったバームクーヘンや、サクサクとした食感を生かした大福……。射水市特産の「きららか梨」を素材にしたスイーツやリキュールなど、5品が誕生した。きららか梨は、氷温保存することで鮮度を保ち、もぎたての美味しさを一年中楽しめるナシ。射水市黒河で農業を営む藤岡正明さんらが出荷している。
射水市商工会を中心とした「きららか梨ブランド構築プロジェクト委員会」のなかのワーキング委員会が昨年6月から商品開発を進めてきたもので、国の「平成22年度地域資源∞全国展開プロジェクト」に選ばれている。地域の農業と商業が連携し、商品開発や地域振興事業を展開する取り組みに期待が高まっている。
射水市・小杉地区の藤岡園が大福、宮内松月堂はバームクーヘン、ニューモンブランは焼き菓子、委員会から製造委託された吉乃友酒造(富山市)がリキュール、石川県のメーカーがジェラートづくりに取り組んできた。ナシのサクサクとした食感や甘さ、すがすがしい香りを生かすため、各店で試行錯誤し、ようやく商品化にこぎつけた。2月1日(火)~4日(金)に東京ビッグサイトで開かれる「グルメ&ダイニングスタイルショー春2011」に5品を出展し、小売業、サービス業を中心とした食に携わる国内外のバイヤーらに商品の魅力をアピールする。
●みずみずしい甘み、食感を生かした品々
藤岡園のきららか梨大福は、ナシのフレッシュな味がしみこんだ餡と県産コシヒカリを使用したもっちりとした薄皮が自慢。ナシの旨味とシャキシャキ感を生かした新感覚のスイーツで、カスタード入りと餡入りの2種類がある。宮内松月堂のバームクーヘンは、芯をくり抜いたきららか梨を丸ごと生地で包み込んだ逸品。しっとりと柔らかなバームクーヘンとナシの食感がたまらない魅力。ニューモンブランの焼き菓子は、カステラとナシのコラボレーション。柔らかな口当たりで、ナシの風味が冴える。吉乃友酒造のリキュールは、ナシの果汁と日本酒を組み合わせたもので、アルコール度数を低くして、女性にも飲みやすくしている。ジェラートもやさしい口当たりで、女性や子どもたちに好まれそうだ。
きららか梨は、富山県立大学などの協力で誕生。長期保存を可能にしたのは、ナシが凍り始める直前の温度を保冷庫で正確に保つ「氷温保存」の技術によるものだ。毎年8月中旬から9月初めにかけて収穫したばかりのナシ(品種:幸水、豊水)を特殊冷蔵庫に入れ、氷温保存する。凍らないようにナシ自体が甘みの成分を増やすためか、糖度が高まるのも特徴。藤岡さんの農園では、富山湾の海洋深層水の散布や、新湊漁港に水揚げされたシロエビの殻などを加えた有機肥料による土壌づくりにより、高品質のナシの栽培に取り組んでいる。そんな姿勢や1年を通して発送できることから、きららか梨は海外からの引き合いもある。
射水市商工会小杉支所では、「東京ビッグサイトで行われる見本市に出展し、射水市の豊かな自然のなかで育ったきららか梨と事業者が丹精込めて作った商品を全国にアピールしたい」と話している。
問い合わせ
●射水市商工会小杉支所
TEL.0766-55-8023
FAX.0766-55-3177
http://www.shokoren-toyama.or.jp/~imizu/