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2008年 5月 7日 [ トピックス ]
No.351-2:贅の極みともいえる逸品「ぶりの寿し」、誕生
木蓋を取り、緑の熊笹をめくると、美しいブリの白身。緑鮮やかな熊笹と白身のコントラストがなんとも際立っている--。立山町と黒部市で大型のドライブインを展開する「あるぺん村」の「寿し工房 大辻」は、“秘伝の味 幻”シリーズとして、ブリの白身だけを贅沢に使った「ぶりの寿し」を商品開発した。
●秘伝の味、こだわりの味を
ますの寿しでおなじみの曲げ物(木製の丸い器)の木蓋を取り、緑の熊笹をめくると、美しいブリの白身があらわれる。緑鮮やかな熊笹と白身のコントラストがなんとも際立っている--。立山町と黒部市で大型のドライブインを展開する「あるぺん村」の「寿し工房 大辻」は、寿し事業を手掛けて25周年を迎えたことをきっかけに、“秘伝の味 幻”シリーズとして、ブリの白身だけを贅沢に使った「ぶりの寿し」を商品開発した。
寿し工房 大辻では、ブリの身の上にカブラやニンジン、ショウガ、昆布、赤唐辛子をトッピングした一般的によく知られているぶり寿しも製造しているが、刺し身のような食感と風味を活かした押し寿しができないかと開発を進めてきた。
誕生した「ぶりの寿し」は、脂がのったブリ本来の旨味を引き出すため、鮮魚をさばいたあと、一匹ずつ丁寧に血合いを取り除き、こだわりの塩と酢で下処理した白身だけを贅沢に使っている。いただくと生臭みがなく、品のある味わいが口いっぱいに広がる。血合いを取り除く技術が自慢で、酢を使った押し寿しのすっきりとした味わいのなかにブリの白身の深い味わいが醸し出されている。
●良質の県産コシヒカリとあいまった深い味わい
これまで「幻」という名前でインターネット上で限定販売してきた「ますの寿し」も“秘伝の味 幻”シリーズにラインナップ。薄紅のますの寿しと白身のぶりの寿しの“紅白”の組み合わせで、祝いの席や宴席にもぴったりの逸品だ。
ぶりの寿し、ますの寿しともに厳選した素材を使い、シャリの表面はもちろん、側面や裏側の一部にまでぶり、ますの身が回っているボリューム感も魅力。立山連峰からの清らかな雪解け水で育った良質のコシヒカリを使った純白のシャリがぶり、ますの身とともに美味しさを奏でる。また、製法はいずれも酢飯の下に切り身を敷く、伝統的な「逆さ造り」。素材の旨味が酢飯に逃げていかないため、本来の旨味が味わえる。
価格は、ぶりの寿し1,900円、ますの寿し1,800円と他のメーカーの品よりも高めだが、高級感があると評判も上々のようだ。販売は、立山あるぺん村、黒部あるぺん村、寿し工房 大辻のほか、富山空港、小松空港、新潟県内の北陸自動車道サービスエリアなどにて。
寿し工房 大辻では、「白身だけを使ったぶりの寿しは、血合いをすべて取り除くなど、作るのに手間がかかるだけに県内でも初めての商品だと思う。東京の百貨店で実演販売し、好評だったことから本格的な販売に踏み切った。ぶり本来の旨味を堪能してほしい」と話している。
問い合わせ
●(株)あるぺん村・寿し工房 大辻
TEL.076-463-5065
FAX.076-463-5064
http://www.kita-alps.net/shop/indexootuzi.php