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2008年 3月 19日 [ トピックス ]
No.344-1:「立山・黒部」を誇りとし世界に発信する県民の会発足! シンボルマークと愛称募集
富山県のシンボルであり、県民の心の原風景ともいえる立山−−。「立山・黒部」地域の世界文化遺産登録への提案を契機として、富山県の宝である「立山・黒部」の魅力を学び、その価値を国内外にアピールすることを目的に、県民組織『「立山・黒部」を誇りとし世界に発信する県民の会』がこのほど発足した。会のシンボルマークと、親しみのある呼びやすい愛称を4月15日(火)まで募集している。
●「立山・黒部」の魅力を学び、その価値を国内外にアピール
富山県のシンボルであり、県民の心の原風景ともいえる立山−−。「立山・黒部」地域の世界文化遺産登録への提案を契機に、県民組織『「立山・黒部」を誇りとし世界に発信する県民の会』がこのほど発足した。
富山県と富山、黒部、上市、立山の二市二町は、世界文化遺産暫定一覧表記載資産(国内候補)入りを目指し、昨年9月、文化庁に提案書「立山・黒部〜防災大国日本のモデル−信仰・砂防・発電−〜」を提出。県民の会は、これを契機に、立山にゆかりのある有識者や県内企業などが中心になって、登録運動を県民総ぐるみで盛り上げようと設立された。
提案書では、「立山・黒部は、世界的に類稀な厳しい自然環境の中で、古代から人々が山と水を畏れ敬い(信仰)、山と水を治め(砂防)、山と水を活かす(発電)遺産として価値が高い」と記している。近代の産業・交通・土木に関する世界文化遺産としては、「インドの山岳鉄道群」(インド)、「エッセンのツォルフェライン炭坑遺産群」(ドイツ連邦共和国)などが登録されているが、立山・黒部地域のように、特に自然災害から暮らしを守り続けてきた資産が集約的に存在する文化遺産群は他に類例がないという。立山・黒部地域では、安政5年(1858) の飛越地震によって鳶山が崩れ、4億立方mもの土砂が流失。立山カルデラには今も富山平野を約2mの高さでおおい尽くすほどの崩壊土砂が堆積しているといわれ、100年を超える砂防事業が行われている。カルデラ出口に建設された白岩砂防堰堤などの砂防施設群は、膨大な崩壊土砂の流失から住民の安全を守り続ける貴重な構造物で、先人の努力の証しといえる。
県民の会は、県民を挙げて富山の宝である「立山・黒部」のそんな魅力を学び、再認識・再評価し、未来に引き継ぐ宝として大切に磨き上げ、その価値を国内外にアピールしていくことを大きな目的としている。
県民の会の事業として、黒部川流域や砂防の現場、いたち川・常願寺川などを訪ねる「立山・黒部を歩く」や、“篤姫・和宮が信仰した立山”、“黒部川・常願寺川の利水”などをテーマとする企画展・講演などの「立山・黒部を学ぶ」、立山道旧道を訪ねる「信仰の道を歩く」といったガイドツアーなどが予定されている。
●シンボルマークと愛称を募集
県民の会では、世界文化遺産登録を目指す機運を高め、県民一人ひとりの活動の輪を広げるため、4月15日(火)まで会のシンボルマークと、親しみのある呼びやすい愛称を募集している。締め切り後、シンボルマークについては最優秀賞1点(賞品:10万円贈呈)、優秀賞3点(賞品:各1万円分の商品券贈呈)、愛称については最優秀賞1点(賞品:3万円贈呈)、優秀賞3点(賞品:各1万円分の商品券贈呈)を選考する。
応募方法は、シンボルマークと愛称ともに郵便(〒930-8691 郵便事業株式会社富山支店・私書箱第65号「立山・黒部」県民の会 応募係宛)、または電子メール(oubo@tateyama-kurobe.jp)にて。応募要領として、応募区分(シンボルマーク、愛称のいずれか)、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、作品の簡単な説明を明記。シンボルマークを郵送で応募する場合、A4サイズ以下でカラー出力したものを添付する。メール送信する場合は、イラストレーター、フォトショップ、JPEG形式のデータを添付。一人何点でも応募できるが、異なる作品に限る。なお、県民の会では、3月下旬から会員募集を開始する予定にしている。
問い合わせ
●富山県知事政策室地域振興課
TEL.076-444-3949
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1006/