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2007年 11月 7日 [ トピックス ]

No.325-2:鮮度抜群! 魚津朝とれ市場オープン


 魚津港にある「海の駅・蜃気楼」では11月1日(木)、「魚津朝とれ市場」がスタートした。月曜から土曜までの7:00〜9:00、水揚げされたばかりの鮮魚や、採れたての果物、野菜といった農産品などを手頃な価格で即売する。早朝にもかかわらず、大勢の買い物客で賑わっており、上々な滑り出しを見せている。

●競り落とされたばかりの魚介を直送

 魚津港にある「海の駅・蜃気楼」では11月1日(木)、「魚津朝とれ市場」がスタートした。月曜から土曜までの7:00〜9:00、水揚げされたばかりの鮮魚や、採れたての果物、野菜といった農産品などを手頃な価格で即売する市場だ。海の駅・蜃気楼を運営する魚津シーサイドプラザが、魚津の味覚を県内外にアピールしようと出店者を募ってイベントホールで開催するもので、地元の鮮魚店や惣菜の店など6〜7店が出店。早朝にもかかわらず、大勢の買い物客で賑わっており、上々な滑り出しを見せている。
 
 人気の理由は、新鮮さ。魚介は、海の駅・蜃気楼に隣接する魚津地方卸売市場「魚津おさかなランド」で競り落とされたばかりのもの。魚介を並べた箱や皿は、水揚げした漁船の名称を書いた紙が貼られた状態で、市場の競りのような雰囲気が楽しめる。ショーケースには、サワラやヤリイカ、アジ、ベニズワイガニなどの鮮魚がずらりと並び、威勢のよい掛け声とともに即売されていく。カワハギやヒラメは陸に上がったとはいえ、元気に飛び跳ね、来場者を驚かせている。鮮魚のほか、スルメやアジ、ホッケなどの塩干物、寿司などの店も人気となっている。今後、リンゴやぶどうなど、魚津の農産品の販売にも力を入れていくという。

 また、毎月第2・4日曜の早朝に30〜40店が出店し、魚介などを販売する「魚津の朝市」も名物。焼き魚や魚介をふんだんに盛りつけた鍋が登場する朝市定食も毎回行列ができるほどの人気ぶり。このほどスタートした魚津朝とれ市場も「魚津の朝市」のように名物にしたいと関係者は意気込む。魚津朝とれ市場の定休日は、魚津おさかなランドでの競りがない日曜・祝日、海の駅・蜃気楼の定休日の毎月第2水曜となっている。

●地引き網体験を学習の場に

 海の駅・蜃気楼は、魚津港周辺の活性化を図ろうと、今秋から地元漁師らの協力を得て、魚津港整備に伴う埋め立て工事で広がってきた港北側の砂浜を利用した地引き網体験を始めたことも話題だ。
 
 かつて魚津港周辺には砂浜が広がり、地引き網漁が伝統的に行われていた。しかし、富山湾の波の浸食などによって砂浜が消え、昭和の中ごろに漁は見られなくなったという。

 砂浜と小石が現れたのは、海の駅・蜃気楼の北側、埋め立て地の付け根部分にあたる海岸線。富山湾に迫り出すように進められた埋立て地造成工事は平成14年までに完了。その後、波の流れが変わったことから年々砂や小石が堆積し始め、現在延長15m、幅5mほどの小石交じりの砂浜が広がっている。
 
 地引き網体験は、櫓・櫂で漕ぐ小舟で地元の漁師が沖合い約100mに網を仕掛け、2時間ほど後に参加者が網を引き上げるもので、これまでに5回実施された地引き網では、タコやマダイ、ヒラメなどを漁獲。網に入っていた魚は参加者に配られた。

 海の駅・蜃気楼の猟沢支配人は「魚津産の魚や漁業をPRしたいと地引き網体験を始めたが、好評で手応えを感じている。地引き網には、どんな魚があがってくるか、ワクワクしながら網を引く楽しさがある。魚の形や名前を知らない子どもも多く、お父さんが子どもに魚の名前を教えるなど、地引き網体験が学習の場、親子の触れ合いの場ともなっている。波が荒れる冬場は休み、来年4月から再開させたい。海の駅の館内やホームページで開催告知や参加者の募集などもしていきたい」と話している。



問い合わせ
●海の駅・蜃気楼
TEL.0765-24-4301
FAX.0765-22-1773
http://www.shinkirou.jp/

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