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2007年 4月 18日 [ トピックス ]

No.296-2:新総合計画「『元気とやま』創造計画」策定


 これからの県政運営の指針となる新しい総合計画「『元気とやま』創造計画」がこのほど策定された。キャッチフレーズとなる基本目標は「みんなで創ろう! 人が輝く元気とやま」。政策の柱は、<活力とやま〜知恵と技術を活かした活力あふれる地域づくり〜>、<未来とやま〜未来を築く人づくり・美しい県土づくり〜>、<安心とやま〜健康で安全・安心な暮らしづくり〜>の3つ。20年後を見越し、おおよそ10年後の平成27年度を目標年次としている。

●人が輝く元気とやまの創造に向けて、55政策を展開

 これからの県政運営の指針となる新しい総合計画「『元気とやま』創造計画」がこのほど策定された。キャッチフレーズとなる基本目標は「みんなで創ろう! 人が輝く元気とやま」。20年後を見越し、おおよそ10年後の平成27年度を目標年次としている。
 
 県民一人ひとりが自らの個性や能力を発揮しながら、夢と希望を持って生き生きと暮らせる県づくりを推進し、富山県の魅力と存在感を全国や世界に示すことを目指しており、その実現を図るため、<活力とやま〜知恵と技術を活かした活力あふれる地域づくり〜>、<未来とやま〜未来を築く人づくり・美しい県土づくり〜>、<安心とやま〜健康で安全・安心な暮らしづくり〜>の3つを政策の柱に掲げている。

 新総合計画は、目指すべき将来像及びその実現に向けた55項目の政策とその目標を示した「総論編」、その55政策を<活力とやま(20政策)>、<未来とやま(17政策)>、<安心とやま(18政策)>の3分野に分け、政策ごとに取り組みの基本方向や重点施策、目標の達成状況を検証するための県民参考指標などを盛り込んだ「基本計画編」、目標年次の平成27年度を超えた長期的な視点から、継続的に取り組んでいく重点課題や富山県の飛躍につながる構想などをまとめた「長期構想編」の三編からなっている。

 昨秋に中間報告が発表されており、同報告では51政策だったが、最終的に55政策となった。<活力とやま>の中で「交通・物流基盤の整備」を「北陸新幹線など鉄道・道路ネットワークの整備」と「空港・港湾などの充実による交通・物流ネットワークの形成」に分け、「新幹線駅を中心とした新たな交流拠点づくりの推進」を追加したこと、<未来とやま>に「交流人口の拡大、定住・半定住の促進」を追加し、<安心とやま>の中で「地域の安全の確保」を「防犯対策の推進による安全なまちづくり」と「生活の安全の確保」に分けたことでボリュームアップした。平成26年度末までに開業する北陸新幹線や団塊世代を対象にした定住・半定住などに大きな期待がかけられているのがわかる。

●目標達成状況の検証に「PDCAサイクル」を採用

 各政策には、平成27年までの目標数値が設定されており、実践的な内容となっているのも特徴だ。計画の進捗状況や政策目標の達成状況を継続的にフォローアップするために、マネジメントシステムとして「PDCAサイクル」<P=PLAN(計画)、D=DO(実行)、C=CHECK(評価)、A=ACTION(改善)>を採用。施策や事業の実施によって、どのような成果がもたらされたのかといった観点から検証を行い、その検証結果を予算編成にフィードバックさせて政策目標の着実な達成が図られる。また、システムの一連のプロセスを公表し、透明性を高めるという。

 新総合計画「『元気とやま』創造計画」のスタートとなる今年度の予算では、「元気とやま創造枠」が設けられており、新産業の創出、子育て支援、教育の振興、医療・福祉の充実など、計画の先導的な取り組みとなる事業に20億円が当てられる。未来に向けて、計画の着実な推進に期待したい。

 富山県知事政策室では「計画の推進にあたり、これからは、県民、コミュニティ組織、NPOなどと協働し、相互に連携・協力して県づくりを進め、目標の達成を目指すことが重要であり、また市町村との役割分担・連携などの推進、広域・国際観光、大規模災害、森林保全などに対応するための県境を越えた広域連携などを図っていきたい」と話している。



問い合わせ
●富山県知事政策室
TEL.076-444-4058
FAX.076-444-3478
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/kj00001949.html

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