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2006年 8月 16日 [ トピックス ]
No.261-1:ものづくりのドラマを通して、富山の魅力を探る! とやまマガジン『富山物語』発行−ご希望の方にプレゼント−
富山の産業や文化、特産品などに関わる様々な“物語”を紹介する、とやまマガジン『富山物語(夏・秋号)』がこのほど富山県から発行された。「文化のある暮らし」をテーマに、高岡の鋳物やアルミ産業などのものづくりの文化、黒部川扇状地の水に育まれた生活文化などを通して、富山の魅力を探っている。
●高岡の鋳物やアルミ産業などのものづくりの文化に触れる
とやまマガジン『富山物語(夏・秋号)』がこのほど富山県から発行された。「いい“モノ”にはたくさんの“ドラマ”がある。」として、富山の産業や文化、特産品などに関わる様々な“物語”を紹介。今年度は、全3巻が発行される予定で、第1回目となる夏・秋号では「文化のある暮らし」をテーマに、高岡の鋳物やアルミ産業などのものづくりの文化、黒部川扇状地の水に育まれた生活文化などを通して、富山の魅力を探っている。
表紙を飾るのは、高岡鋳物発祥の地、金屋町をとらえた写真。本文の特集「富山旅ロマン−−ものづくりの技と心」と連動させたもので、「さまのこ」と呼ばれる千本格子の町家が連なる石畳の通りの一瞬の表情を臨場感たっぷりに伝えている。鋳物師の心意気を伝える「御印祭」(毎年6月19日〜20日)当日の夕方、町家の軒先には提灯やぼんぼりが灯り、黒の法被や揃いの浴衣姿の男女が通りを行き交っている。夜に行われる弥栄節(やがえふ)踊りの町流しを前に、ある種の静けさと緊張感を漂わせる通りが印象的だ。
特集は、「富山旅ロマン」と「富山発産業の力−−世界の頂点を極めた高岡発のものづくり」の二本立て。「富山旅ロマン」では、“職人の町の400年の歴史を歩く”と題して、現在も高岡銅器の職人たちが鋳物づくりにいそしむ金屋町を紹介している。鋳型の中へ、柄杓を使って1,000度以上の高温に溶けたオレンジ色の銅を流し込む作業の様子から、職人たちのものづくりへのひたむきな情熱と思いを感じることができる。
「富山発産業の力」では、モータースポーツの頂点F1で数々の名門チームに採用されている「BBS」のホイールを製造している高岡市のワシマイヤー(株)をクローズアップ。かつて不可能とさえいわれた鍛造アルミホイールの開発と製品化に世界で初めて成功した同社のものづくりの姿勢と、アルミ産業の風土から誕生した世界最高品質への軌跡を紹介している。
●街と人々の暮らしを潤す名水を楽しむひととき
暑い夏に涼を運んでくれるのが、「北アルプスの恵み−−黒部川扇状地を歩く」のコーナーだ。名水の街を巡り味わおうと、いたるところから湧き水が自噴する黒部市生地の共同洗い場や魚の駅「生地」、地酒、水だんごなどに焦点が当てられている。また、黒部川の豊かな水流を利用した旧水力発電所跡地「下山芸術の森−−発電所美術館」、湯の華が凝固した天然洞窟風呂をもつ「小川温泉元湯 ホテルおがわ」などへの旅も提案されている。
また、利賀の世界演劇祭など世界に向けた文化発信を意欲的に行っている富山県について、石井隆一知事と河合隼雄文化庁長官、演出家・鈴木忠志氏のの3氏が行った鼎談がまとめられているのが、日露文化フォーラム2006in富山の「記念講演&鼎談レポート−−元気な人がいる地域は、文化も元気」だ。「立山連峰などの美しい自然だけでなく、富山には掘り下げるべき歴史や文化の魅力がある」、「芸術を創るのは、結局は人である。大切なのは県民一人ひとりが人間力を高めていくこと」などの言葉が印象的だ。
このほか、鋳物、漆器、アルミニウムと富山ならではの商品を作ろうと、富山大学芸術文化学部と企業、行政がタッグを組んだプロジェクトを紹介する「産学官一体の富山ブランド事業」、20世紀に名を残す世界的なバイオリニスト、シモン・ゴ−ルドベルクの芸術的遺産を次代に伝えようと、氏が愛した富山で今秋開催される「こしのくに音楽祭2006」、港町の魚と寿司に焦点をあてた「すしのうんまい町−−新湊を訪ねて」、地酒に焦点をあてた「とやまの旨い酒、旨いもん−−世界遺産の里・五箇山の地酒 三笑楽と鮎」、話題の事象を取り上げる「TOYAMA catch up−−富山ライトレール」など、ものやイベントなどを通して富山の魅力を体感することができる。
『富山物語』は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町にある県のアンテナショップ「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどに配されている。
なお、『富山物語』の発行を記念して同誌をご希望の方にプレゼントします(応募者多数のため、在庫がなくなった場合は希望者全員にプレゼントできませんので、あらかじめご了承ください)。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「富山物語」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号、必要部数、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<8月20日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
問い合わせ
●富山県知事政策室
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-3473
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