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2006年 8月 2日 [ トピックス ]
No.259-2:富山県東京Uターン情報センターのサテライトオフィスが東京・大手町にオープン!!
富山県東京Uターン情報センター(東京都文京区)のサテライトオフィスが、都心のオフィス街、千代田区大手町にある総合人材サービス業・パソナ本社ビル4階にオープンした。UターンやIターン就職の相談に応じたり、転職希望の登録者に対してきめ細かな情報提供を行い、県内企業への就職をサポートする。
●Uターンを希望する社会人や学生をサポート
富山県東京Uターン情報センターのサテライトオフィスが、東京都千代田区大手町にある総合人材サービス業・パソナ本社ビル4階にオープンした。サテライトオフィスでは、本年度からUターン事業で県と提携するパソナキャリアアセットのスタッフがU・Iターン就職の相談を受け、転職希望者のニーズに応じてきめ細かな情報提供を行い、県内企業とのマッチングを図る(相談は要予約。予約先は末尾に記載。)
東京Uターン情報センターは平成元年に開設され、現在は東京都文京区白山の東京富山会館で、富山へのUターンやIターンを希望する社会人や学生に就職情報を提供している。大学が多く集まる文京区に位置していることから学生たちには便利だが、オフィス街から離れており、開所時間も午前9時30分〜午後5時のため、社会人にとっては利用しづらかった。一方、サテライトオフィスが開設されたパソナ本社ビルは地下鉄・大手町駅に隣接し、JR東京駅からも徒歩圏内と交通の利便性が高い。午後7時まで窓口での相談を受け付けることから会社帰りや出張時などに気軽に立ち寄れる点も大きな魅力となっている。
大手町のサテライトオフィスでは、転職希望者の職歴や有資格、希望する職種などを聞き、適性や専門性などを引き出しながら、ニーズにマッチした県内企業をピックアップして紹介する。
また、全国約70カ所のパソナ支店でも、富山県へのU・Iターン就職に関する情報を提供しているほか、Uターン情報センターやサテライトオフィスに来られない人でも、インターネット等でUターン情報センターに登録すると、最新の求人情報をメールや郵便で受けられる。求人企業側へ、転職希望者の情報(個人情報を除く)を本人の希望に応じて提供し、経験・能力をアピールすることで、企業からのスカウトを待つこともできる。
Uターン情報センターには昨年度、全国からの転職希望者の登録が約200人、県内企業の求人が約200社から400件あったものの、Uターン就職に結びつくケースは年間10人程度だった。本年度からパソナと提携し、富山県内でのUターン者向け求人を開拓するとともに、サテライトオフィス開設によって転職希望者の登録増加、マッチングの向上を目指す。
●富山には知る人ぞ知る優良企業が多い
団塊世代の大量退職がクローズアップされるなか、富山県内でも平成19年から21年の3年間で約5万4,000人が退職年齢を迎える。県の見通しでは、平成14年に約62万人だった県内の労働力人口は平成32年には約55万人にまで減るとされ、Uターンの社会人、新卒者の人材確保が県内産業の活力維持、活力ある県づくりに欠くことのできないものとなっている。
富山県の企業は製造業が多く、電子部品や機械、金属、化学工業を中心に日本海側屈指の工業集積を誇っている。製品内部の部品を手掛けているため、一般の知名度はそれほど高くないが、独自の高度な技術をもち、世界シェアや全国シェアで高い割合を占めるメーカーも多い。また、最近では、IT関連製造業やコールセンターなどの企業も富山に進出している。県商工労働部労働雇用課では、2008年3月大学等卒業予定者を対象に、県内の知られざる優良企業や富山に住む魅力を紹介する「元気とやま!就職セミナー」を、東京・大阪・名古屋で10月頃から開催する。また、2007年新春に「Uターンフェア・イン・とやま」を富山で開催し、多くの企業とUターン希望者が直接出会える機会を設ける。
県商工労働部労働雇用課では「富山には、知る人ぞ知る優良企業が多い。団塊世代の大量退職、景気の上向きなどを背景に企業の採用意欲が高まっており、有効求人倍率も高い。Uターン情報センターやサテライトオフィスでは転職希望者のニーズにきめ細かく対応し、UターンやIターン就職をサポートしていきたい」と話している。
問い合わせ
●富山県商工労働部労働雇用課
TEL.076-444-8897
FAX.076-444-4405
http://uturn.pref.toyama.jp/
<大手町サテライトオフィスの予約先>
●富山県東京Uターン情報センター
TEL.03-3816-1655