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1997年 7月 1日 [ トピックス ]

No.006-2:キクにこだわった園芸植物園がオープン


 富山県福野町に、キク科の植物を一堂に集めたユニークな園芸植物園「フローラルパーク」がこのほどオープンした。海外産の珍しいキク科の植物や、日本産野性ギクなど、300種約10,000本を収集。キクに関する新しい情報発信地として注目を集めている。
 同パークで、最も関心を呼んでいるのが木のように大きく育つ「木本性キク科植物」。高さ4メートルにも成長する巨大なメキシコ産のコダチダリアや東南アジア原産のタカサゴギクなどは、わが国ではここだけでしか見ることができないものだ。
 また、全国各地から集めた日本産野性ギクの種類も豊富である。ハコネギク、イソギク、ノアザミなど、現在40種類以上収集されている。将来は70種類に増やし、野性ギクのメッカにする予定だ。
 さらには、かきのもと、豊香といった食用ギク、オヤマボクチやノアザミといったキク科の山菜類、それにスプレーギクの数々など、展示館には多種多様なキクがそろっている。
 館内ではほかに、園芸相談を受け付ける情報コーナー、キクの性質や進化等をパネルで紹介するギャラリーホール、キク関連のグッズを販売するミュージアムショップなどがある。
 福野町は昔から電照キクの栽培が盛んで、秋には北陸でも最大級の規模を誇る「菊まつり」が開催される。フローラルパークも、そのようなキク好きの町民らの強い要望で生まれた。人気も上々で、オープン1ヵ月間で町の人口を上回る18,000人の入場者を記録。花の好きな一般の人から、キク栽培の園芸家まで、幅広い層から支持されている。

* 問い合わせ
〒939-1552
富山県東砺波郡福野町柴田屋128
TEL0763-22-8711
http://ns.town.fukuno.toyama.jp/floralpark/

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