富山県魚津市の新川育成牧場組合では、魚津市の特産品である「加積りんご」を使った「リンゴアイスクリーム」を発売した。
　これはバニラアイスの中にリンゴのジャムや果肉を入れたもの。ベースとなるバニラの風味をそこなうことなく、リンゴの甘酸っぱい味を引き出すために、試行錯誤を繰り返し、このほど完成した。
　このリンゴアイスクリームの特徴は、魚津市の特産品である「加積りんご」を使っているところ。魚津市は日本で最も南にあるりんご産地の一つで栽培の中心となっている「ふじ」は、完熟後に収穫されるため、蜜が多く甘みも強い。このりんごをＪＡアルプス滑川支所が加工。アイスクリーム１個120グラム中、リンゴが約20グラムも入っている。また、原料となる牛乳も同牧場でとれる新鮮なものを使用し、開発・製造も地元の会社が手がけた。
　今年はテスト販売のために年間１万2,000個を製造し、同牧場で限定販売していくことにしている。５月のゴールデンウイークに開催される「新川牧場ファームフェア'97」 では、会場の目玉商品の一つとして、来場者に積極的にアピールしていきたいという。１個250円。

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●新川育成牧場組合
〒937　魚津市釈迦堂１丁目10-1
TEL 0765-23-1035